| 国 | ウズベキスタン共和国 |
|---|---|
| 登録区分 | 文化遺産 |
| 世界遺産登録年 | 2001年 |
| 登録基準 | (ⅰ)(ⅱ)(ⅳ) |
| その他の区分 | |
| 公式テキストページ | 中巻62p |
| 英文タイトル | Samarkand – Crossroad of Cultures |
※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら
広大な中央アジアの真ん中に、シルク・ロードの歴史が凝縮された、まばゆいばかりの都市があります。それが、ユネスコ世界遺産にも登録されている「文化交差路サマルカンド」です。ここは、紀元前3世紀から様々な文明が興亡を繰り返した歴史の舞台であり、特にティムール朝時代に築かれた、青いタイルで彩られた壮麗な建築群は、見る者を圧倒する美しさを誇ります。
シルク・ロードの心臓部として
サマルカンドは、紀元前にはソグド人が築いた交易都市として栄え、その後もアレクサンドロス大王やチンギス・ハンなど、様々な支配者の手に渡りました。しかし、この都市が最も輝いたのは、14世紀に中央アジアを統一したティムール朝の時代です。ティムールは、サマルカンドを帝国の首都とし、各地から連れてきた最高の職人や芸術家を集めて、壮麗なモスクやマドラサ(神学校)、廟を次々と建設しました。
「東方の真珠」と称されたサマルカンドは、交易と学術の中心地として、その名声を世界中に轟かせました。その栄華を物語るかのように、現在も青いタイルで覆われた建築群が、訪れる人々を魅了し続けています。
見どころハイライト:青いドームが織りなす絶景
サマルカンドの魅力は、美しいイスラム建築が徒歩圏内に集まっていることです。歩きながら、壮大な歴史と芸術の深さを感じてみましょう。
レギスタン広場(Registan Square)

サマルカンドの象徴であり、最も有名な場所です。「砂の場所」を意味する広場には、3つの壮麗なマドラサが向かい合って建っています。
ウルグ・ベク・マドラサ:ティムールの孫で天文学者でもあったウルグ・ベクが建てたマドラサ。
シェル・ドル・マドラサ:虎のレリーフが特徴的なマドラサ。
ティッリャ・カリー・マドラサ:内部が金箔で飾られた美しいモスク。
夜になるとライトアップされ、幻想的な美しさを放ちます。
グーリ・アミール廟(Gur-e Amir Mausoleum)

ティムールが自身の霊廟として建設した場所です。美しい青いドームと、内部の豪華な装飾は、見る者を圧倒します。ここにはティムールとその息子、孫のウルグ・ベクらが眠っています。
ビービー・ハーヌム・モスク(Bibi-Khanym Mosque)

ティムールがインド遠征の勝利を記念して建てたとされる、壮大なモスクです。その圧倒的な規模と、緻密なタイルの装飾は、当時の建築技術の高さと、ティムールの権力を物語っています。
シャーヒ・ズィンダ廟群(Shah-i-Zinda Necropolis)

「生ける王」を意味する、丘の斜面に沿って建つ壮麗な廟群です。ティムール朝時代の貴族や王族の墓が並び、それぞれの廟が青いタイルで美しく飾られています。イスラム芸術の傑作として、その美しさは息をのむほどです。
ウルグ・ベク天文台(Ulugh Beg Observatory)

ウルグ・ベクが建設した、15世紀のイスラム世界における最高の天文台の跡です。現在は地下の観測機器の一部が残るのみですが、その先進的な技術は、当時の天文学がいかに進んでいたかを物語っています。
サマルカンド観光のヒント
アクセス: ウズベキスタンの首都タシケントから、高速鉄道や国内線でアクセスできます。タシケントから高速鉄道「アフラシャブ号」に乗れば、約2時間で到着します。
ベストシーズン: 春(4月~6月)か秋(9月~10月)が、気候が穏やかで観光に適しています。夏は非常に暑く、冬は寒くなります。
服装: モスクや廟を訪れる際は、肌の露出の少ない服装を心がけましょう。
サマルカンドは、歴史、芸術、そして壮大な自然が融合した、特別な場所です。青いドームが輝く街を歩きながら、シルク・ロードのロマンと、ティムール朝の栄華に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
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まだまだ本数が少ないですが、頑張って随時更新しております!
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