| 国 | サウジアラビア王国 |
|---|---|
| 登録区分 | 文化遺産 |
| 世界遺産登録年 | 2014年 |
| 登録基準 | (ⅱ)(ⅳ)(ⅵ) |
| その他の区分 | |
| 公式テキストページ | 中巻77p |
| 英文タイトル | Historic Jeddah, the Gate to Makkah |
※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら
紅海に面したサウジアラビアの商業都市ジッダ。その中心にある歴史地区(アル・バラド)は、ユネスコ世界遺産にも登録されている、アラビア半島の歴史と文化が凝縮された特別な場所です。ここは、メッカへの巡礼者(ハッジ)が訪れる主要な港として、何世紀にもわたって栄え、独特の建築様式と多文化的な社会を育んできました。
巡礼が育んだ多文化都市
ジッダの歴史地区は、紀元前には漁村でしたが、7世紀に第3代カリフのウスマーン・イブン・アッファーンによって、イスラム教の聖地メッカへの玄関口として定められました。これにより、ジッダは世界中から集まる巡礼者や商人たちのハブとなり、繁栄を極めました。
オスマン帝国やマムルーク朝といった支配者たちは、都市の防衛と商業を強化するために、堅牢な城壁や要塞を築きました。また、紅海沿岸の独特な気候に適応した、多層階の日干しレンガ造りの家屋が発展しました。これらの家屋は、美しい木製の窓格子(ローシャン)で飾られ、そのユニークな建築様式は、この地域独自の文化を象徴しています。
見どころハイライト:迷路のような街並みを歩く
ジッダの歴史地区は、迷路のように入り組んだ路地と、美しい家々が織りなす、独特の雰囲気が魅力です。
ナシーフ邸(Nassef House)
ジッダの歴史地区で最も有名な邸宅の一つです。19世紀後半に建てられた、4階建ての壮麗な建物で、その美しい木製の窓格子は、ジッダ建築の傑作とされています。かつて、サウジアラビア建国の父、アブドゥルアジーズ・アル・サウード国王が、メッカ巡礼の際に滞在したことでも知られています。
旧市街の門
歴史地区を囲んでいた城壁には、いくつかの門が設けられていました。現在は、主要な門の跡が残されており、かつての都市の規模と防衛の重要性を物語っています。特に、バブ・マッカ(メッカ門)は、多くの巡礼者がここからメッカへと向かった、歴史的な場所です。
スーク(市場)
歴史地区の中心部には、活気あふれる市場が広がっています。香辛料、織物、香水、そして伝統的な衣装など、あらゆる商品が所狭しと並び、活気あふれる雰囲気を楽しむことができます。
旧市街の家屋
ジッダの歴史地区を歩くと、崩壊が進む家屋もありますが、修復・再建作業も進んでいます。その独特な造りと美しい窓格子は、見る者を魅了し、アラビアの伝統建築の素晴らしさを伝えています。
ジッダの歴史地区観光のヒント
アクセス: サウジアラビアの主要な玄関口であるジッダ国際空港から、タクシーでアクセスできます。
ベストシーズン: 10月から4月にかけての比較的涼しい時期が観光に適しています。夏は非常に暑く、湿度も高くなります。
服装: イスラム教の国ですので、肌の露出の少ない服装を心がけましょう。
ジッダの歴史地区は、巡礼という特別な旅が育んだ、アラビアの歴史と文化の宝石箱です。迷路のような路地を歩きながら、遠い昔にこの地を訪れた人々の物語に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
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