プエルト・プリンセサ地下河川国立公園

マイク・ゴンザレス, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
フィリピン共和国
登録区分自然遺産
世界遺産登録年1999年
登録基準(ⅶ)(ⅹ)
その他の区分
公式テキストページ中巻213p
英文タイトルPuerto-Princesa Subterranean River National Park

※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら

プエルト・プリンセサ地下河川国立公園とは

世界最長の地下河川が流れる石灰岩台地

プエルト・プリンセサ地底河川国立公園は、フィリピンのパラワン島に位置する世界自然遺産で、1999年にユネスコにより登録されました。この国立公園は、豊かな生態系と独自の地質学的特徴を併せ持つことから、自然遺産として極めて高い価値を有しています。特に注目されるのは、世界有数の長さを誇る地下河川であり、その神秘的な景観は訪れる人々を魅了しています。

この地下河川は全長約8.2キロメートルにおよび、そのうちの約4.3キロメートルが船で航行可能です。河川は石灰岩の山の下を流れ、無数の鍾乳石や石筍が作り出す荘厳な地下空間を通ります。河口が直接海に通じているという点も、世界的に珍しい特徴の一つです。このような地下河川とカルスト地形の組み合わせは、地質学的にも極めて貴重であり、学術的研究の場としても高く評価されています。

地上部分もまた多様な自然環境を有し、熱帯雨林が広がっています。この地域は、フィリピンにおける生物多様性のホットスポットの一つとされ、約800種以上の植物、数多くの鳥類、哺乳類、爬虫類が生息しています。フィリピン固有の野生動物も多く見られ、中には絶滅が危惧されている種も含まれています。

また、この国立公園は地域社会との関わりも深く、先住民の文化や伝統的な生活様式が自然と共生してきた歴史を反映しています。保護と観光のバランスをとるため、地元住民も管理活動に参加しており、持続可能な保全の好例とされています。

その自然の神秘、豊かな生態系、そして文化的意義を総合的に備えるプエルト・プリンセサ地底河川国立公園は、フィリピンのみならず世界にとってかけがえのない自然遺産です。このような場所を将来にわたって守り続けるためには、継続的な保護活動と国際的な協力が欠かせません。

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この記事を書いた人

世界遺産ハントの管理人。

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