セルー動物保護区

セルー動物保護区
マーキー1, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons
タンザニア連合共和国
登録区分自然遺産
世界遺産登録年1982年/2012年範囲変更、2014年危機遺産登録
登録基準(ⅸ)(ⅹ)
その他の区分危機遺産
公式テキストページ中巻340p
英文タイトルSelous Game Reserve

※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら

セルー動物保護区とは

アフリカ最大級の動物保護区

セルー動物保護区(Selous Game Reserve)は、タンザニア南部に広がるアフリカ最大級の野生動物保護区であり、1982年にユネスコの世界遺産に登録されました。総面積は約50,000平方キロメートルにも及び、サバンナ、森林、湿地、河川など多様な自然環境を有しています。この広大な保護区には、ライオン、ゾウ、クロコダイル、カバなどの大型哺乳類が生息しており、手つかずの自然が維持されていることから、生態系の保存において極めて重要な役割を果たしています。

地形と自然環境

セルー動物保護区は、タンザニア南部の広大な自然地帯に位置し、多様な生態系を持っています。

  • ルフィジ川と湿地
    保護区を貫くルフィジ川(Rufiji River)は、この地域の生態系を支える重要な水源であり、湿地や湖を形成することで多様な動物の生息環境を提供しています。
  • 森林とサバンナの共存
    公園内には広大なサバンナと森林が広がり、乾燥地帯と湿潤地帯が混在することで、異なる生態系の生物が共存できる環境が整っています。

生物多様性と固有種の保護

セルー動物保護区は、アフリカにおける最も豊かな生態系のひとつとして知られています。

  • 大型哺乳類の生息地
    セルーには、アフリカゾウ、ライオン、レオパード、チーター、カバ、クロコダイルなどが生息しており、これらの種の保護が進められています。
  • 多様な鳥類の生息地
    約440種類以上の鳥類が確認されており、猛禽類や水鳥が多く生息しています。特に、湿地帯ではフラミンゴやペリカンが見られます。

文化的価値と地域社会の関わり

セルー動物保護区は、自然遺産であると同時に、地域社会の生活とも密接に結びついています。

  • 伝統的な狩猟文化
    この地域では、先住民族が古くから狩猟や採集を行いながら生活しており、自然資源との共存が続けられています。
  • 持続可能な観光の推進
    エコツーリズムの発展が進められ、訪問者は野生動物の観察や地域文化の学習を通じて、環境保護の重要性を理解することができます。

遺産の保存と現代の価値

ユネスコの世界遺産登録後、セルー動物保護区では密猟防止や環境保護の取り組みが強化されました。しかし、密猟や違法伐採の影響が懸念されており、持続可能な保護活動の推進が求められています。また、地域社会との協力を深めながら、公園の管理体制が強化されています。

セルー動物保護区を訪れることで、アフリカの壮大な自然と生物多様性の大切さを学び、環境保護の重要性を理解することができます。この地域は、未来の世代へ向けて貴重な自然遺産として、その価値を伝え続けています。

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この記事を書いた人

世界遺産ハントの管理人。

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