キリグア遺跡公園

キリグア遺跡公園
ゾルゲ, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons
グアテマラ共和国
登録区分文化遺産
世界遺産登録年1981年
登録基準(ⅰ)(ⅱ)(ⅳ)
その他の区分
公式テキストページ中巻373p
英文タイトルArchaeological Park and Ruins of Quirigua

※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら

キリグア遺跡公園とは

多くの石碑が残るマヤ文明の都市遺跡

キリグア遺跡公園(Archaeological Park and Ruins of Quirigua)は、グアテマラ東部のイサバル県に位置する古代マヤ文明の遺跡であり、1981年にユネスコの世界遺産に登録されました。この都市は、紀元後200年頃から発展し、8世紀に最盛期を迎えました。特に巨大な石碑(ステラ)が特徴的であり、古典期マヤ文明の政治的・宗教的な中心地として重要な役割を果たしました。

歴史と文化的背景

キリグアは、もともとコパン(現在のホンジュラス)に従属する都市でしたが、8世紀にキリグアの王カック・ティリウ・チャン・ヨアット(K’ak’ Tiliw Chan Yopaat)がコパンの支配を打破し、独立した都市国家として繁栄しました。その後、この都市はマヤ文明の宗教的・政治的な象徴的な中心地となり、多くの石碑が建てられました。都市の崩壊は9世紀頃とされており、放棄された後もその壮麗な石碑群が残っています。

主要な遺跡

キリグア遺跡公園には、マヤ文明の芸術と政治的な影響を示す壮大な遺構が多数存在します。

  • ステラE(Estela E)
    マヤ文明最大級の石碑であり、高さ約10.6メートル、重さ約65トンの巨大な彫刻が施されています。
  • 大広場(Gran Plaza)
    宗教儀式や王権の象徴として使用された広場であり、多くの石碑が配置されています。
  • 祭壇群(Altares)
    石碑の近くには儀式で使用された祭壇が点在し、宗教活動の痕跡が残っています。
  • 宮殿跡
    王族の居住地とされる建築遺構が確認されています。

宗教と社会構造

キリグアでは、王権が神聖な力を持つものとして崇拝され、王の業績を記録するために巨大な石碑が建立されました。これらの碑文にはマヤ文明の歴史や天文学的な情報が刻まれており、都市の統治と宗教が密接に結びついていたことを示しています。

遺産の保存と現代の価値

ユネスコの世界遺産登録後、キリグア遺跡公園では考古学的調査や保存活動が進められています。しかし、熱帯雨林の影響や風化が懸念されており、持続可能な保護が求められています。現在、グアテマラ政府と国際研究機関が協力しながら、遺跡の維持管理を進めています。

キリグア遺跡公園を訪れることで、古典期マヤ文明の壮麗な石碑芸術や宗教的価値観を直接体験し、古代都市の神秘性を学ぶことができます。この地域は、未来の世代へ向けて貴重な文化遺産として、その価値を伝え続けています。

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この記事を書いた人

世界遺産ハントの管理人。

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