| 国 | メキシコ合衆国 |
|---|---|
| 登録区分 | 文化遺産 |
| 世界遺産登録年 | 1991年 |
| 登録基準 | (ⅱ)(ⅳ)(ⅵ) |
| その他の区分 | |
| 公式テキストページ | 中巻383p |
| 英文タイトル | Historic Centre of Morelia |
※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら
モレリアの歴史地区とは
植民地時代の面影を濃厚に残す地区
モレリア歴史地区(Historic Centre of Morelia)は、メキシコ中西部のミチョアカン州に位置する植民地時代の都市であり、1991年にユネスコの世界遺産に登録されました。この都市は、スペイン植民地時代の都市計画がほぼ完璧な形で維持されており、壮麗なバロック様式と新古典主義様式の建築が融合した美しい街並みが特徴的です。
歴史と文化的背景
モレリアは、1541年にスペイン人によって設立され、当初はバリャドリードという名前で呼ばれていました。スペイン植民地時代の影響を受けながらも、メキシコ独自の建築様式が発展し、特に17世紀から18世紀にかけて、美しい石造建築が次々に建設されました。
また、モレリアはメキシコ独立戦争の歴史とも深く関わり、独立の英雄ホセ・マリア・モレロスの故郷としても知られています。そのため、都市の名前は後にモレロスにちなんで「モレリア」に変更されました。
主要な遺跡と特徴
- モレリア大聖堂(Catedral de Morelia)
18世紀に建設された壮麗なバロック様式の大聖堂であり、ピンクの石灰岩を使用した美しい外観が特徴。 - アキダクト(水道橋)(Acueducto de Morelia)
18世紀に建設された長さ1.7kmの水道橋であり、街の象徴的な建築のひとつ。 - モレロスの家(Casa Natal de Morelos)
メキシコ独立の英雄ホセ・マリア・モレロスが生まれた家であり、現在は博物館として公開されている。 - グアダルーペ聖堂(Santuario de Guadalupe)
華やかな装飾が施された聖堂であり、内部の金箔の装飾が見事な美しさを持つ。 - モレリア大学(Colegio de San Nicolás)
1540年創立の教育機関であり、メキシコ独立戦争の指導者たちが学んだ歴史的な施設。
文化と伝統
モレリアは、スペイン植民地時代の都市計画とメキシコ独自の文化が融合した都市として発展しました。年間を通じて多くの文化イベントが開催され、特にモレリア国際映画祭(Festival Internacional de Cine de Morelia)は、世界的な映画祭として知られています。
また、伝統的な音楽や芸術の文化が深く根付いており、街の中心ではマリアッチ音楽が演奏されることも多く、メキシコ文化を体験できる魅力的な都市です。
遺産の保存と現代の価値
ユネスコの世界遺産登録後、モレリア歴史地区では遺跡の保護活動が進められています。都市の急速な開発が進む中で、歴史的建築の維持が重要視されており、メキシコ政府や地域コミュニティが協力しながら、保存活動を続けています。
モレリア歴史地区を訪れることで、スペイン植民地時代の建築美とメキシコ独立の歴史を体験しながら、美しい街並みを楽しむことができます。この地域は、未来の世代へ向けて貴重な文化遺産として、その価値を伝え続けています。

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