アンティグア・グアテマラ

アンティグア・グアテマラ
チャド・デイビス, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons
グアテマラ共和国
登録区分文化遺産
世界遺産登録年1979年
登録基準(ⅱ)(ⅲ)(ⅳ)
その他の区分
公式テキストページ中巻383p
英文タイトルAntigua Guatemala

※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら

アンティグア・グアテマラとは

震災の度に復興した美しい植民都市

アンティグア・グアテマラ(Antigua Guatemala)は、グアテマラ南部に位置する植民地時代の都市であり、1979年にユネスコの世界遺産に登録されました。この都市は、16世紀にスペイン人によって設立され、ラテンアメリカにおけるスペイン植民地都市のモデルとなりました。バロック様式の建築、美しい火山の景観、そして独特の石畳の街並みが特徴的です。

歴史と文化的背景

アンティグア・グアテマラは、1543年にスペインの植民地都市として設立され、長年にわたりスペイン総督府の拠点として栄えました。しかし、地震が頻発する地域であり、特に1773年の大地震によって多くの建物が倒壊しました。この災害の後、首都は現在のグアテマラシティに移され、アンティグアは放棄されました。しかし、廃墟となった都市の美しさが評価され、20世紀以降、文化遺産としての保存活動が進められました。

主要な遺跡と特徴

  • サン・フランシスコ教会(Iglesia de San Francisco)
    美しいバロック様式の遺構であり、地震によって部分的に崩壊した姿が歴史を物語る。
  • カプチナス修道院(Convento de las Capuchinas)
    1736年に建設された修道院であり、精巧な建築と回廊が特徴的。
  • サンタ・カタリーナのアーチ(Arco de Santa Catalina)
    アンティグアを象徴する美しいアーチであり、植民地時代の雰囲気を今に伝える。
  • ラ・メルセー教会(Iglesia La Merced)
    華やかな黄色のファサードとバロック様式の装飾が特徴。
  • 中央公園(Parque Central)
    街の中心に位置し、歴史的建造物に囲まれた活気ある広場。

文化と社会構造

アンティグア・グアテマラは、スペイン植民地時代の影響を受けながらも、独自のグアテマラ文化が発展した都市です。特に、スペイン建築と先住民文化の融合が特徴的であり、街には伝統的な手工芸品や織物が並びます。また、毎年開催されるセマナ・サンタ(聖週間)の祭りでは、壮麗な宗教行列が街を彩ります。

遺産の保存と現代の価値

ユネスコの世界遺産登録後、アンティグアでは遺跡の保護活動が進められています。都市開発が進む中で、歴史的建築の維持が重要視されており、グアテマラ政府や地域コミュニティが協力しながら、保存活動を続けています。

アンティグア・グアテマラを訪れることで、スペイン植民地時代の都市の美しさと先住民文化の融合を体験しながら、歴史の奥深さを学ぶことができます。この地域は、未来の世代へ向けて貴重な文化遺産として、その価値を伝え続けています。

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この記事を書いた人

世界遺産ハントの管理人。

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