| 国 | ペルー共和国 |
|---|---|
| 登録区分 | 文化遺産 |
| 世界遺産登録年 | 2000年 |
| 登録基準 | (ⅰ)(ⅳ) |
| その他の区分 | |
| 公式テキストページ | 中巻390p |
| 英文タイトル | Historical Centre of the City of Arequipa |
※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら
アレキパの歴史地区とは
「白い街」の異名をとるペルー第2 の都市
アレキパの歴史地区(Historical Centre of the City of Arequipa)は、ペルー南部に位置する植民地時代の都市であり、2000年にユネスコの世界遺産に登録されました。この都市は、白い火山岩(シジャール)を使用した独特の建築様式で知られ、「白い街(La Ciudad Blanca)」という愛称を持っています。スペイン植民地時代の都市計画が見事に保存されており、歴史的建造物とアンデスの風景が融合した美しい都市です。
歴史と文化的背景
アレキパは1540年にスペイン人によって設立され、早くから南ペルーの商業と文化の中心地として発展しました。都市はアンデス山脈の火山帯に位置し、地元で採れるシジャール(白い火山岩)を用いた建築が特徴的です。
スペイン植民地時代には、バロック様式やルネサンス様式の建築が導入され、街並みには石造りの壮麗な教会や修道院が多く建設されました。一方で、アレキパはペルー独立運動の舞台にもなり、都市の歴史的な意義は非常に深いものがあります。
主要な遺跡と特徴
- アレキパ大聖堂(Catedral de Arequipa)
16世紀に建設された壮麗な大聖堂であり、シジャールを使用した荘厳な建築が特徴。 - サンタ・カタリナ修道院(Monasterio de Santa Catalina)
1579年に設立された巨大な修道院であり、内部の鮮やかな色彩と独特の建築様式が魅力的。 - ヤナワラ展望台(Mirador de Yanahuara)
街と周囲の火山の景色を一望できる展望スポット。 - サン・フランシスコ教会(Iglesia de San Francisco)
植民地時代の宗教建築であり、バロック様式の壮麗な装飾が特徴。 - アルマス広場(Plaza de Armas)
市の中心広場であり、植民地時代の建築に囲まれた美しい景観を持つ。
文化と社会構造
アレキパは、スペイン植民地時代の都市計画を色濃く残しながらも、ペルー独自の文化が発展した都市です。特に、ペルー料理、伝統工芸、民族音楽の分野で独自のスタイルを持ち、街の文化的アイデンティティを形成しています。代表的な料理にはロクロ・デ・パパ(ジャガイモのシチュー)やアレキパ風エビスープ(Chupe de Camarones)があります。
また、毎年開催されるアレキパ創立記念祭(Fiesta de Arequipa)では、伝統舞踊や音楽が披露され、街全体が祝祭の雰囲気に包まれます。
遺産の保存と現代の価値
ユネスコの世界遺産登録後、アレキパの歴史地区では遺跡の保護活動が進められています。都市開発が進む中で、歴史的建築の維持が重要視されており、ペルー政府や地域コミュニティが協力しながら、保存活動を続けています。
アレキパ市の歴史地区を訪れることで、スペイン植民地時代の壮麗な建築とアンデスの風景を楽しみながら、ペルー南部の文化的多様性を学ぶことができます。この地域は、未来の世代へ向けて貴重な文化遺産として、その価値を伝え続けています。

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