| 国 | ボリビア多民族国 |
|---|---|
| 登録区分 | 文化遺産 |
| 世界遺産登録年 | 1991年 |
| 登録基準 | (ⅳ) |
| その他の区分 | |
| 公式テキストページ | 中巻392p |
| 英文タイトル | Historic City of Sucre |
※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら
スクレの歴史都市とは
ボリビアの歴史が刻まれた「白い街」
スクレの歴史都市(Historic City of Sucre)は、ボリビア南部に位置する植民地時代の都市であり、1991年にユネスコの世界遺産に登録されました。この都市は、ボリビア独立の発祥地として歴史的に重要であり、スペイン植民地時代の美しい建築が数多く残っています。白い建物が特徴的な優雅な街並みが広がり、「アメリカ大陸で最も美しい都市のひとつ」とも称されます。
歴史と文化的背景
スクレは1538年にスペイン人によって設立され、当初はチャルカス(Charcas)と呼ばれていました。植民地時代には、ボリビア銀鉱業の中心であるポトシと密接な関係を持ち、経済・行政の拠点として発展しました。
19世紀初頭、スクレはボリビア独立戦争の重要な舞台となり、1825年にボリビア共和国が誕生すると、正式な首都となりました。現在でも、ボリビアの憲法上の首都としての地位を持っていますが、政府機関の多くはラパスに移されています。
主要な遺跡と特徴
- スクレ大聖堂(Catedral Metropolitana de Sucre)
16世紀に建設された荘厳な大聖堂であり、内部には植民地時代の美術品が残されている。 - リベルタドール・シモン・ボリバル広場(Plaza 25 de Mayo)
スクレの中心広場であり、植民地時代の建築に囲まれた歴史的な場所。 - カサ・デ・ラ・リベルタ(Casa de la Libertad)
ボリビア独立宣言が署名された歴史的建物であり、現在は博物館として公開されている。 - ラ・レコレータ修道院(Monasterio de La Recoleta)
17世紀に建設された修道院であり、スクレ市街の美しい景色を楽しめる展望スポットとしても人気。 - サン・フランシスコ教会(Iglesia de San Francisco)
植民地時代のバロック様式の美しい教会。
文化と社会構造
スクレは、スペイン植民地時代の影響を受けながらも、ボリビア独自の文化が発展した都市です。街には伝統的な市場や工芸品の工房があり、ボリビアの手織り布や陶器などを楽しむことができます。
また、スクレではボリビア料理も堪能できます。代表的な料理にはサルテーニャ(ボリビア風のエンパナーダ)やモコンチンチ(乾燥ピーチのジュース)があります。
遺産の保存と現代の価値
ユネスコの世界遺産登録後、スクレ歴史都市では遺跡の保護活動が進められています。都市開発が進む中で、歴史的建築の維持が重要視されており、ボリビア政府や地域コミュニティが協力しながら、保存活動を続けています。
スクレ歴史都市を訪れることで、スペイン植民地時代の都市計画とボリビア独立の歴史を体験しながら、美しい街並みと豊かな文化を楽しむことができます。この地域は、未来の世代へ向けて貴重な文化遺産として、その価値を伝え続けています。

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