| 国 | ブラジル連邦共和国 |
|---|---|
| 登録区分 | 文化遺産 |
| 世界遺産登録年 | 1982年 |
| 登録基準 | (ⅱ)(ⅳ) |
| その他の区分 | |
| 公式テキストページ | 中巻395p |
| 英文タイトル | Historic Centre of the Town of Olinda |
※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら
オリンダの歴史地区とは
ポルトガルとオランダが奪い合った砂糖農園の街
オリンダの歴史地区(Historic Centre of the Town of Olinda)は、ブラジル北東部ペルナンブコ州に位置する植民地時代の都市であり、1982年にユネスコの世界遺産に登録されました。この町は、ポルトガル植民地時代の美しい街並みと豊かな文化遺産を保持しており、特にカラフルな建築と丘陵地帯からの眺望が魅力的です。
歴史と文化的背景
オリンダは、1535年にポルトガル人によって設立され、当初はブラジルの重要な交易拠点として発展しました。しかし、17世紀にはオランダによる侵略を受け、町の大部分が破壊されました。その後、ポルトガル人によって再建され、バロック様式の教会や美しい修道院が次々に建設されました。
18世紀から19世紀にかけて、オリンダはペルナンブコ州の行政と文化の中心地として栄えました。現在も、植民地時代の都市計画が良好に保存されており、ブラジル北東部を代表する文化的都市のひとつとなっています。
主要な遺跡と特徴
- オリンダ大聖堂(Catedral de Olinda)
16世紀に建設された壮麗な大聖堂であり、植民地時代の宗教建築が特徴的。 - カルモ教会(Igreja do Carmo)
バロック様式の美しい教会であり、町の象徴的な建築のひとつ。 - サン・フランシスコ修道院(Convento de São Francisco)
17世紀に建設された修道院であり、内部の装飾や宗教画が見事な美しさを誇る。 - アルト・ダ・セー展望台(Alto da Sé)
町と大西洋の景色を一望できる人気の展望スポット。 - オリンダの石畳の街並み(Casario de Olinda)
カラフルな植民地時代の建物が並ぶエリアであり、散策に最適な場所。
文化と社会構造
オリンダは、ブラジル北東部の文化的な中心地であり、伝統音楽、芸術、祭りが盛んな地域です。特に、オリンダのカーニバルはブラジル全土で有名であり、巨大な人形(Bonecos de Olinda)が街を練り歩く華やかなイベントです。
また、地元の工芸品や郷土料理も魅力的で、観光客はブラジル北東部の伝統文化を存分に楽しむことができます。
遺産の保存と現代の価値
ユネスコの世界遺産登録後、オリンダの歴史地区では遺跡の保護活動が進められています。都市開発の影響を受けながらも、ブラジル政府や地域コミュニティが協力しながら、歴史的建築を維持する取り組みが続けられています。
オリンダの歴史地区を訪れることで、ポルトガル植民地時代の都市計画とブラジル北東部の文化を体験しながら、美しい景観と豊かな伝統を楽しむことができます。この地域は、未来の世代へ向けて貴重な文化遺産として、その価値を伝え続けています。

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