カルタヘナの港、要塞、歴史的建造物群

カルタヘナの港、要塞、歴史的建造物群
ミシガン州ランシング出身のジョー・ロス, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons
コロンビア共和国
登録区分文化遺産
世界遺産登録年1984年
登録基準(ⅳ)(ⅵ)
その他の区分
公式テキストページ中巻400p
英文タイトルPort, Fortresses and Group of Monuments, Cartagena

※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら

カルタヘナの港、要塞、歴史的建造物群とは

堅牢な要塞に守られた美しい港湾都市

カルタヘナの港、要塞群と歴史的建造物群(Port, Fortresses and Group of Monuments, Cartagena)は、コロンビア北部のカリブ海沿岸に位置する歴史的な港湾都市であり、1984年にユネスコの世界遺産に登録されました。この都市は、スペイン植民地時代の軍事要塞と交易拠点として発展し、保存状態の良い要塞や歴史的建造物が数多く残ることで知られています。

歴史と文化的背景

カルタヘナは1533年にスペイン人によって設立され、南米のカリブ海交易の拠点として急速に発展しました。特に、ヨーロッパと南米を結ぶ交易ルートの中心地であり、銀や金、その他の資源の輸送が行われました。

しかし、この繁栄により、カルタヘナは海賊の標的となり、繰り返し襲撃を受けました。これに対応するため、スペインは大規模な防衛施設を建設し、カルタヘナは南米最大級の要塞都市として強化されました。

主要な遺跡と特徴

  • サン・フェリペ要塞(Castillo de San Felipe de Barajas)
    スペイン植民地時代に建設された壮大な要塞であり、カルタヘナ防衛の要。
  • カルタヘナ城壁都市(Ciudad Amurallada)
    17世紀に建設された城壁に囲まれた歴史地区であり、植民地時代の街並みが残る。
  • ロス・ボベダス(Las Bóvedas)
    旧牢獄として使用された建造物であり、現在は文化施設として利用されている。
  • インディアス総督宮殿(Palacio de la Inquisición)
    スペイン支配下で宗教裁判が行われた歴史的建物。
  • 港湾地区(Zona Portuaria de Cartagena)
    交易の中心地として栄えた港湾エリア。

文化と社会構造

カルタヘナの歴史地区は、スペイン植民地時代の文化を色濃く残しながら、カリブ海の独自の風土と融合した都市です。街にはカラフルな建築が並び、伝統音楽や舞踏が盛んに行われています。

また、カルタヘナは文学や芸術の中心地としても知られ、コロンビアを代表する作家であるガブリエル・ガルシア=マルケスの作品にも登場する都市です。

遺産の保存と現代の価値

ユネスコの世界遺産登録後、カルタヘナの港、要塞群と歴史的建造物群では遺跡の保護活動が進められています。しかし、都市開発の影響を受けながらも、コロンビア政府や地域コミュニティが協力しながら、歴史的建築を維持する取り組みが続けられています。

カルタヘナの港、要塞群と歴史的建造物群を訪れることで、スペイン植民地時代の都市設計とカリブ海沿岸の交易拠点の歴史を学びながら、美しい景観と活気ある文化を楽しむことができます。この地域は、未来の世代へ向けて貴重な文化遺産として、その価値を伝え続けています。

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この記事を書いた人

世界遺産ハントの管理人。

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