チリビケテ国立公園:ジャガー崇拝の地

チリビケテ国立公園:ジャガー崇拝の地
コロンビア共和国
登録区分複合遺産
世界遺産登録年2018年
登録基準(ⅲ)(ⅸ)(ⅹ)
その他の区分
公式テキストページ中巻439p
英文タイトルChiribiquete National Park – “The Maloca of the Jaguar”

※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら

チリビケテ国立公園:ジャガー崇拝の地とは

紀元前2万年前からの7万5千点を超える岩窟壁画

チリビケテ国立公園:ジャガー崇拝の地(Chiribiquete National Park – “The Maloca of the Jaguar”)は、コロンビアのアマゾン地域に広がる広大な自然保護区であり、2018年にユネスコの世界遺産に登録されました。この遺産は、生物多様性に富んだ熱帯雨林と先住民族の文化的遺産が共存する貴重な地域であり、コロンビア最大の国立公園として知られています。

歴史的背景

チリビケテ国立公園は、約20,000年前から人類が居住していたとされる地域であり、先住民族による岩絵が数多く残されています。これらの岩絵は、ジャガーを中心とした神話や儀式を描いたものであり、地域の文化的・精神的な価値を示しています。

この地域は、長い間外部との接触が限られていたため、先住民族の伝統的な生活様式が維持されてきました。現在も未接触の先住民族が居住していると考えられており、彼らの文化と環境を保護するため、国立公園の管理が厳格に行われています。

自然環境と生態系

チリビケテ国立公園は、オリノコ、ギアナ、アマゾン、北アンデスの4つの生物地理学的地域が交差する場所であり、豊かな生態系を持っています。

  • テプイ(卓状台地)
    公園内には、切り立った岩盤が特徴的なテプイが点在し、独特の景観を形成しています。
  • 固有種の動植物
    ジャガー、ピューマ、オオハシ、クモザルなど、多様な動物が生息しており、特にジャガーは地域の神話や文化と深く結びついています。
  • 熱帯雨林の保護
    公園内の森林は、地球規模の気候調整に寄与する重要な役割を果たしており、環境保護の観点からも価値が高い地域です。

文化的価値と遺産保護

チリビケテ国立公園は、自然と文化が融合した遺産として評価されています。岩絵は、先住民族の精神的な世界観を反映しており、現在も未接触の先住民族によって描かれ続けていると考えられています。

ユネスコの世界遺産登録後、コロンビア政府や国際機関による保護活動が進められています。違法伐採や鉱業の影響を防ぐため、厳格な管理が行われており、持続可能な保護政策が推進されています。

現代における意義

チリビケテ国立公園は、生物多様性の保護と先住民族の文化継承を学ぶ場として重要な役割を果たしています。環境保護と文化遺産の保護を両立させる取り組みが進められており、世界的にも注目されています。

この遺産を訪れることで、コロンビアの自然と文化の融合を学びながら、壮大な景観と歴史的な遺跡を体験することができます。未来の世代へ向けて、その価値を伝え続けるべき文化遺産として、今後も保護と活用が進められていくでしょう。

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この記事を書いた人

世界遺産ハントの管理人。

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