レオン・ペトロシアン, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
| 国 | アルゼンチン共和国 |
|---|---|
| 登録区分 | 自然遺産 |
| 世界遺産登録年 | 2017年 |
| 登録基準 | (ⅶ)(ⅹ) |
| その他の区分 | |
| 公式テキストページ | 中巻450p |
| 英文タイトル | Los Alerces National Park |
※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら
ロス・アレルセス国立公園とは
氷河が生み出した多様な地形にみられる多様な動植物
ロス・アレルセス国立公園(Los Alerces National Park)は、アルゼンチンの北パタゴニア地方に位置する自然保護区であり、2017年にユネスコの世界遺産に登録されました。この遺産は、氷河によって形成された壮大な地形と、世界で最も長寿の樹木のひとつであるアレルセ(パタゴニアヒノキ)の森を保護する貴重な自然遺産として評価されています。
地理と自然環境
ロス・アレルセス国立公園は、アンデス山脈の東側に広がる約260,000ヘクタールの広大な地域であり、チリとの国境に接しています。
- 氷河と湖
過去の氷河活動によって形成されたモレーンや氷河湖が点在し、透明度の高い美しい湖が特徴です。 - アレルセの森
公園内には、樹齢3,600年以上のアレルセの木が生息しており、世界で2番目に長寿の樹木とされています。 - 生物多様性
絶滅危惧種を含む多くの固有種が生息し、特に森林地帯には希少な鳥類や哺乳類が見られます。
文化的価値と遺産保護
ロス・アレルセス国立公園は、パタゴニアの原生林を保護するために設立された地域であり、ユネスコの世界遺産登録後、アルゼンチン政府や環境団体による保護活動が進められています。
この地域では、森林伐採の影響を防ぐための厳格な管理が行われており、持続可能な観光が推奨されています。また、科学者による生態系の研究が進められ、気候変動の影響を観察する重要な拠点となっています。
現代における意義
ロス・アレルセス国立公園は、地球環境の変化と保護の必要性を学ぶ場として、世界的に注目されています。特に、アレルセの森は、森林保護の重要性を示す象徴的な存在となっています。
この遺産を訪れることで、アルゼンチンの自然と文化の融合を学びながら、壮大な景観と生態系の多様性を体験することができます。未来の世代へ向けて、その価値を伝え続けるべき文化遺産として、今後も保護と活用が進められていくでしょう。

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