エドゥアルド・モリロ, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons
| 国 | エクアドル共和国 |
|---|---|
| 登録区分 | 自然遺産 |
| 世界遺産登録年 | 1983年 |
| 登録基準 | (ⅶ)(ⅷ)(ⅸ)(ⅹ) |
| その他の区分 | |
| 公式テキストページ | 中巻470p |
| 英文タイトル | Sangay National Park |
※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら
サンガイ国立公園とは
変化に富む自然がもたらす多様な生物相
サンガイ国立公園(Sangay National Park)は、エクアドルの中央部、アンデス山脈の東側に位置する広大な自然保護区であり、1983年にユネスコの世界遺産に登録されました。この遺産は、熱帯雨林から氷河まで多様な生態系を持ち、活火山を含む壮大な自然景観を有する地域として評価されています。
地理と自然環境
サンガイ国立公園は、約270,000ヘクタールの広大な面積を持ち、標高800メートルから5,230メートルまでの変化に富んだ地形が広がっています。
- 活火山
公園内には、サンガイ火山(5,230メートル)、トゥングラウア火山(5,016メートル)、エル・アルタル火山(5,139メートル)の3つの火山があり、サンガイ火山は1934年以降、ほぼ継続的に噴火を続けています。 - 生態系の多様性
熱帯雨林、雲霧林、パラモ(高山草原)、氷河など、標高差によって異なる生態系が形成されています。 - 野生動物
公園内には、アンデスコンドルや山貘(タピル)などの希少な動物が生息しており、隔絶された環境がこれらの種の生存を支えています。
文化的価値と遺産保護
サンガイ国立公園は、先住民族の伝統的な土地であり、彼らの文化や信仰と深く結びついています。ユネスコの世界遺産登録後、エクアドル政府や国際機関による保護活動が進められています。
この地域では、持続可能な観光が推奨されており、環境保護のための取り組みが強化されています。また、先住民族の知識を活用した保護活動が行われ、地域の生態系を守るための活動が進められています。
現代における意義
サンガイ国立公園は、地球環境の変化と生物多様性の保護を学ぶ場として、世界的に注目されています。特に、気候変動や森林破壊の影響を観察する重要な拠点となっています。
この遺産を訪れることで、エクアドルの自然と文化の融合を学びながら、壮大な景観と生態系の多様性を体験することができます。未来の世代へ向けて、その価値を伝え続けるべき文化遺産として、今後も保護と活用が進められていくでしょう。

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