ラファエル・イバニェス・フェルナンデス, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
| 国 | スペイン |
|---|---|
| 登録区分 | 文化遺産 |
| 世界遺産登録年 | 1997年 |
| 登録基準 | (ⅰ)(ⅱ)(ⅲ)(ⅳ) |
| その他の区分 | |
| 公式テキストページ | 下巻40p |
| 英文タイトル | Las Médulas |
※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら
ラス・メドゥラスとは
赤茶色の小山が連なる古代ローマの鉱山跡
ラス・メドゥラス(Las Médulas)は、スペイン北西部のカスティーリャ・イ・レオン州に位置する古代ローマの金鉱採掘跡であり、1997年にユネスコの世界遺産に登録されました。この遺産は、ローマ帝国が水圧を利用した採掘技術を駆使して金を採掘した場所であり、現在もその壮大な景観が残る貴重な考古学的遺跡として評価されています。
地理と歴史的背景
ラス・メドゥラスは、ローマ帝国の支配下で紀元1世紀から約200年間にわたり金鉱採掘が行われた地域であり、スペイン北西部のエル・ビエルソ地方に位置しています。
- ローマ帝国の採掘技術
ローマ人は「ルイナ・モンティウム(ruina montium)」と呼ばれる水圧を利用した採掘技術を用い、大量の水を山に流し込んで岩を崩し、金を採取しました。 - 採掘の影響
2世紀にローマ人が撤退した後、産業活動が行われなかったため、採掘跡がそのまま残り、現在の独特な景観を形成しています。
特徴的な景観
ラス・メドゥラスは、ローマ時代の採掘技術によって形成された壮大な地形が特徴的な場所です。
- 赤褐色の岩山
採掘によって削られた山々が赤褐色の岩肌を露出し、幻想的な風景を作り出しています。 - 広大な尾根と谷
採掘の影響で形成された尾根や谷が広がり、現在は農業地としても利用されています。
文化的価値と遺産保護
ラス・メドゥラスは、古代ローマの鉱業技術と環境への影響を学ぶ貴重な遺跡として、世界的に重要な文化遺産です。
ユネスコの世界遺産登録後、スペイン政府や国際機関による保護活動が進められています。特に、風化や観光の影響を抑えるための修復作業が継続的に行われています。
現代における意義
ラス・メドゥラスは、古代ローマの鉱業技術と環境変化を学ぶ場として、世界的に注目されています。特に、ローマ帝国の採掘技術やその影響を理解する上で重要な拠点となっています。
この遺産を訪れることで、スペインの歴史と文化の融合を学びながら、壮大な景観と採掘技術の跡を体験することができます。未来の世代へ向けて、その価値を伝え続けるべき文化遺産として、今後も保護と活用が進められていくでしょう。

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