アンヘル・M・フェリシモ、スペイン、メリダ出身, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons
| 国 | イタリア共和国 |
|---|---|
| 登録区分 | 文化遺産 |
| 世界遺産登録年 | 1997年 |
| 登録基準 | (ⅰ)(ⅲ)(ⅳ) |
| その他の区分 | |
| 公式テキストページ | 下巻57p |
| 英文タイトル | Su Nuraxi di Barumini |
※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら
バルーミニのスー・ヌラージとは
村人たちを守った巨大な石造要塞
バルーミニのスー・ヌラージは、イタリア・サルデーニャ島に位置する先史時代の遺跡であり、1997年にユネスコの世界遺産に登録されました。この遺跡は、紀元前17世紀から紀元前6世紀にかけて築かれたヌラーゲ文明の代表的な遺構であり、ヨーロッパにおける独特な防御建築の発展を示す貴重な考古学的遺跡として評価されています。
地理と歴史的背景
バルーミニのスー・ヌラージは、サルデーニャ島南部のバルーミニに位置し、ヌラーゲ文明の中心地の一つとして栄えた地域です。
- ヌラーゲ文明の発展
紀元前17世紀頃に築かれたヌラーゲは、サルデーニャ島独自の防御建築であり、円形の石造りの塔を中心とした構造が特徴です。 - 防御機能と社会構造
ヌラーゲは単なる防御施設ではなく、政治・宗教・経済の中心地として機能し、周囲には集落が形成されました。
主要な建築物
バルーミニのスー・ヌラージには、ヌラーゲ文明の高度な建築技術と社会構造を示す遺跡が点在しています。
- 中央塔(ヌラーゲ)
高さ約18.6メートルの塔で、内部には3層の部屋があり、石を積み上げた構造が特徴です。 - 防御壁と副塔
4つの副塔が中央塔を囲み、外壁にはさらに7つの小塔が配置され、複雑な防御構造を形成しています。 - 集落跡
ヌラーゲの周囲には円形の住居跡が広がり、最大で200戸以上の住居が存在していたと推測されています。
文化的価値と遺産保護
バルーミニのスー・ヌラージは、ヨーロッパの先史時代の建築技術と社会構造を学ぶ貴重な遺産として、世界的に重要な文化遺産です。
ユネスコの世界遺産登録後、イタリア政府や国際機関による保護活動が進められています。特に、風化や観光の影響を抑えるための管理策が導入され、遺跡の保存が進められています。
現代における意義
バルーミニのスー・ヌラージは、古代の社会構造や防御建築の発展を学ぶ場として、世界的に注目されています。特に、ヌラーゲ文明の知識や技術を理解する上で重要な拠点となっています。
この遺産を訪れることで、サルデーニャ島の歴史と文化の融合を学びながら、壮大な景観と考古学的価値を体験することができます。未来の世代へ向けて、その価値を伝え続けるべき文化遺産として、今後も保護と活用が進められていくでしょう。

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