ドゥブロヴニクの旧市街

ドゥブロヴニクの旧市街
ディエゴ・デルソ, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
クロアチア共和国
登録区分文化遺産
世界遺産登録年1979年/1994年範囲拡大、2018年範囲変更
登録基準(ⅰ)(ⅲ)(ⅳ)
その他の区分
公式テキストページ下巻124p
英文タイトルOld City of Dubrovnik

※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら

ドゥブロヴニクの旧市街とは

内戦からの復興を遂げた要塞都市

ドゥブロヴニク旧市街は、クロアチア南部のアドリア海沿岸に位置する歴史的都市であり、1979年にユネスコの世界遺産に登録されました。この都市は、「アドリア海の真珠」と称される美しい景観と、ゴシック、ルネサンス、バロック様式が融合した建築群を持つ貴重な文化遺産として評価されています。

地理と歴史的背景

ドゥブロヴニクは、ダルマチア海岸の半島に築かれた要塞都市であり、13世紀以降、地中海の重要な海洋国家として発展しました

  • 海洋貿易の中心地
    中世には、ヴェネツィア共和国と並ぶ海洋貿易の拠点として栄え、独立した都市国家「ラグーサ共和国」として繁栄しました。
  • 1667年の地震と復興
    1667年の大地震で多くの建造物が損壊しましたが、都市は再建され、現在も美しい歴史的景観を維持しています。
  • 1990年代の紛争と修復
    ユーゴスラビア紛争の影響で旧市街の一部が破壊されましたが、ユネスコの支援のもと修復が進められました。

主要な建築物と特徴

ドゥブロヴニク旧市街には、異なる時代の建築様式が融合した歴史的建造物が多数存在します

  • 城壁
    12世紀から17世紀にかけて建設された城壁は、約2kmにわたり都市を囲み、侵略から守る役割を果たしました。
  • フランシスコ会修道院
    14世紀に建設された修道院で、バロック様式の教会やヨーロッパ最古の薬局が併設されています。
  • スポンザ宮殿
    16世紀に建設されたルネサンス様式の宮殿で、かつて税関として使用されました。
  • ドゥブロヴニク大聖堂
    1667年の地震後に再建されたバロック様式の大聖堂で、内部には貴重な宗教美術品が展示されています。

文化的価値と遺産保護

ドゥブロヴニク旧市街は、海洋貿易の発展と都市計画の歴史を学ぶ貴重な遺産として、世界的に重要な文化遺産です。

ユネスコの世界遺産登録後、クロアチア政府や国際機関による保護活動が進められています。特に、歴史的建造物の修復や都市景観の維持管理が強化され、歴史的価値を維持するための取り組みが行われています。

現代における意義

ドゥブロヴニク旧市街は、都市計画と文化の融合を学ぶ場として、世界的に注目されています。特に、海洋貿易の発展や建築様式の変遷を理解する上で重要な拠点となっています。

この遺産を訪れることで、クロアチアの歴史と文化の融合を学びながら、壮大な景観と都市の価値を体験することができます。未来の世代へ向けて、その価値を伝え続けるべき文化遺産として、今後も保護と活用が進められていくでしょう。

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この記事を書いた人

世界遺産ハントの管理人。

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