バレッタの市街

バレッタの市街
ランス・アンソニー, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
マルタ共和国
登録区分文化遺産
世界遺産登録年1980年
登録基準(ⅰ)(ⅵ)
その他の区分
公式テキストページ下巻236p
英文タイトルCity of Valletta

※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら

バレッタの市街とは

オスマン帝国襲来に備えて建設された城塞都市

バレッタの市街は、マルタ共和国の首都であり、1980年にユネスコの世界遺産に登録されました。この都市は、聖ヨハネ騎士団によって築かれた要塞都市であり、ヨーロッパと地中海世界の歴史的な交差点として重要な役割を果たした貴重な文化遺産とされています。

地理と歴史的背景

バレッタの市街は、地中海の戦略的要衝に位置し、16世紀にオスマン帝国の侵攻に備えて建設されました

  • 聖ヨハネ騎士団による都市建設
    1565年のマルタ大包囲戦後、騎士団長ジャン・ド・バレットの指導のもと、要塞都市として計画的に建設されました。
  • バロック建築の発展
    17世紀から18世紀にかけて、都市はバロック様式の建築で整備され、壮麗な宮殿や教会が建設されました。
  • 第二次世界大戦による被害と復興
    戦争中に大きな被害を受けましたが、戦後の修復により歴史的な都市景観が維持されています。

主要な建築物と特徴

バレッタの市街には、中世から近代にかけての都市計画と建築様式を反映した歴史的建造物が多数存在します

  • 聖ヨハネ大聖堂
    1577年に完成したバロック様式の教会で、内部にはカラヴァッジョの名画が展示されています。
  • 騎士団長宮殿
    16世紀に建設され、現在はマルタ政府の行政機関として使用されています。
  • アッパー・バラッカ庭園
    バレッタ港を一望できる庭園で、歴史的な砲台が設置されています。

文化的価値と遺産保護

バレッタの市街は、ヨーロッパと地中海世界の歴史的な交流を学ぶ貴重な遺産として、世界的に重要な文化遺産です。

ユネスコの世界遺産登録後、マルタ政府や国際機関による保護活動が進められています。特に、歴史的建造物の修復や都市景観の維持管理が強化され、歴史的価値を維持するための取り組みが行われています。

現代における意義

バレッタの市街は、都市の歴史と文化の融合を学ぶ場として、世界的に注目されています。特に、聖ヨハネ騎士団の影響を受けた都市構造とその後の発展を理解する上で重要な拠点となっています。

この遺産を訪れることで、マルタの歴史と都市の発展の過程を学びながら、壮大な景観と都市の価値を体験することができます。未来の世代へ向けて、その価値を伝え続けるべき文化遺産として、今後も保護と活用が進められていくでしょう。

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この記事を書いた人

世界遺産ハントの管理人。

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