ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の都市景観群(シチリア島南東部)

ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の都市景観群(シチリア島南東部)
原生動物, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons
イタリア共和国
登録区分文化遺産
世界遺産登録年2002年
登録基準(ⅰ)(ⅱ)(ⅳ)(ⅴ)
その他の区分
公式テキストページ下巻317p
英文タイトルLate Baroque Towns of the Val di Noto (South-Eastern Sicily)

※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら

ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の都市景観群(シチリア島南東部)とは

バロック建築に彩られた統一的な都市景観

ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の都市景観群(シチリア島南東部)は、イタリア南部、シチリア島の南東部に位置する8つの都市で構成される歴史的な景観群であり、2002年にユネスコの世界遺産に登録されました。この遺産は、1693年の大地震後に統一的な都市計画のもとで再建され、後期バロック様式の最終的な発展形態を示す都市景観として評価されています。

地理と歴史的背景

ヴァル・ディ・ノートの都市景観群は、カターニア、カルタジローネ、ミリテッロ・ヴァル・ディ・カターニア、モディカ、ノート、パラッツォーロ・アクレイデ、ラグーザ、シクリの8都市で構成され、1693年の地震によって壊滅的な被害を受けました

  • 地震後の再建
    地震後、これらの都市は統一された都市計画のもとで再建され、広場を中心とした都市設計が採用されました
  • 後期バロック様式の特徴
    建築には、壮麗なファサード、曲線を多用した装飾、宗教建築と世俗建築の調和が見られます
  • 芸術と建築の融合
    建物の装飾には、彫刻やフレスコ画が施され、豊かな都市景観が形成されました

主要な景観と特徴

ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の都市景観群には、バロック建築の発展を伝える都市空間が数多く残されています

  • ノートの大聖堂
    18世紀に建設された壮麗なバロック様式の大聖堂で、ノートの街の中心的な建築物です。
  • ラグーザの歴史地区
    上町(ラグーザ・スペリオーレ)と下町(ラグーザ・イブラ)に分かれ、バロック建築が美しく保存されています。
  • モディカのサン・ジョルジョ大聖堂
    階段状の丘に建つ壮麗なバロック様式の教会で、街の象徴的な建築物です。

文化的価値と遺産保護

ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の都市景観群は、ヨーロッパの都市計画とバロック建築の発展を学ぶ貴重な遺産として、世界的に重要な文化遺産です。

ユネスコの世界遺産登録後、イタリア政府や国際機関による保護活動が進められています。特に、歴史的建造物の修復や景観の維持管理が強化され、都市の歴史的価値を維持するための取り組みが行われています。

現代における意義

ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の都市景観群は、芸術的・文化的な価値と歴史的な都市計画の伝統を学ぶ場として、世界的に注目されています。特に、バロック様式の美しさやシチリア島の歴史を理解する上で重要な拠点となっています。

この遺産を訪れることで、イタリアの歴史と都市文化の融合を学びながら、壮大な景観と地域の価値を体験することができます。未来の世代へ向けて、その価値を伝え続けるべき文化遺産として、今後も保護と活用が進められていくでしょう。

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この記事を書いた人

世界遺産ハントの管理人。

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