| 国 | オーストラリア連邦 |
|---|---|
| 登録区分 | 複合遺産 |
| 世界遺産登録年 | 1987年/1994年範囲拡大 |
| 登録基準 | (ⅴ)(ⅵ)(ⅶ)(ⅷ) |
| その他の区分 | |
| 公式テキストページ | 下巻448p |
| 英文タイトル | Uluru-Kata Tjuta National Park |
※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら
ウルル、カタ・ジュタ国立公園とは
「偉大な祖先」が眠るアボリジニの聖地
ウルル=カタ・ジュタ国立公園は、オーストラリアのノーザンテリトリーに位置する壮大な自然景観を誇る国立公園であり、1987年にユネスコの世界遺産に登録されました。その後、1994年には文化的価値が認められ、自然遺産と文化遺産の両方の側面を持つ複合遺産として評価されています。
地理と歴史的背景
ウルル=カタ・ジュタ国立公園は、広大な赤い砂漠の中にそびえる巨大な砂岩の一枚岩「ウルル(エアーズロック)」と、36の岩山が連なる「カタ・ジュタ(オルガ山)」を含む地域です。
- ウルル(エアーズロック)
高さ約348メートル、周囲約9.4キロメートルの巨大な一枚岩であり、先住民アボリジニのアナング族にとって神聖な場所です。 - カタ・ジュタ(オルガ山)
大小36の岩が連なる奇岩群であり、最も高い岩は標高546メートルに達します。アナング族の儀式が行われる神聖な場所でもあります。 - 先住民アナング族の文化
約3万年以上にわたりこの地に住み続けるアナング族は、ウルルとカタ・ジュタを中心に独自の文化と信仰を築いてきました。
主要な景観と特徴
ウルル=カタ・ジュタ国立公園には、壮麗な自然景観と深い文化的価値が共存しています。
- ウルルの色彩変化
日の出や日没時にウルルの色が赤や紫に変化し、幻想的な光景を生み出します。 - カタ・ジュタのハイキングコース
「風の谷」などの人気のあるハイキングコースがあり、壮大な岩山の間を歩くことができます。 - アボリジニの壁画
ウルル周辺には先住民の神話や生活が描かれた壁画が残されており、文化的価値が高いとされています。
文化的価値と遺産保護
ウルル=カタ・ジュタ国立公園は、自然の美しさと先住民文化の融合を示す重要な遺産として、世界的に認識されています。
ユネスコの世界遺産登録後、オーストラリア政府やアナング族による保護活動が進められています。特に、2019年にはウルル登山が禁止され、先住民の信仰を尊重する形で保護が強化されました。
現代における意義
ウルル=カタ・ジュタ国立公園は、地球の生態系の変化と先住民文化の重要性を学ぶ場として、世界的に注目されています。特に、気候変動の影響や、持続可能な環境保護の重要性を理解する上で重要な拠点となっています。
この遺産を訪れることで、オーストラリアの壮大な自然景観と先住民文化の価値を体験しながら、地球環境の未来について考える機会を得ることができます。未来の世代へ向けて、その価値を伝え続けるべき遺産として、今後も保護と活用が進められていくでしょう。


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