タスマニア原生地帯

タスマニア原生地帯
アンドリュー・ゴダード, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
オーストラリア連邦
登録区分複合遺産
世界遺産登録年1982年/2010年、2012年、2013年範囲変更、1989年範囲拡大
登録基準(ⅲ)(ⅳ)(ⅵ)(ⅶ)(ⅷ)(ⅸ)(ⅹ)
その他の区分
公式テキストページ下巻462p
英文タイトルTasmanian Wilderness

※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら

タスマニア原生地帯とは

太古の自然を残す未開の島

タスマニア原生地域は、オーストラリアのタスマニア州南西部に広がる広大な自然保護区であり、1982年にユネスコの世界遺産に登録されました。その後、1989年、2010年、2012年、2013年に拡張され、世界でも数少ない温帯原生地域の一つとして、豊かな生態系と先住民文化の遺産を保持する貴重な自然遺産として高く評価されています。

地理と歴史的背景

タスマニア原生地域は、約1,580,000ヘクタールの広大な面積を誇り、タスマニア州の約25%を占めています

  • 氷河地形と原生林
    この地域は、過去の氷河活動によって形成された深い峡谷や湖が点在し、世界でも希少な温帯雨林が広がっています
  • 生態系の多様性
    森林、湿地、山岳地帯など多様な環境が広がり、固有種を含む多くの動植物が生息しています
  • 先住民文化との関係
    タスマニア先住民は約40,000年前からこの地域に居住しており、石灰岩洞窟の遺跡からその歴史が確認されています

主要な景観と特徴

タスマニア原生地域には、壮麗な自然景観と深い文化的価値が共存しています

  • フランクリン=ゴードン・ワイルド・リバーズ国立公園
    急流の川と険しい峡谷が広がり、手つかずの自然が残されています
  • クレイドル・マウンテン=レイク・セント・クレア国立公園
    タスマニアの象徴的な山岳景観と氷河湖が広がる地域で、ハイキングの名所として知られています
  • サウスウェスト国立公園
    広大な湿地帯と森林が広がり、希少な動植物の生息地となっています

文化的価値と遺産保護

タスマニア原生地域は、オーストラリアの自然環境と先住民文化の融合を示す重要な遺産として、世界的に認識されています。

ユネスコの世界遺産登録後、オーストラリア政府や地域社会による保護活動が進められています。特に、観光による環境負荷を軽減するための管理計画が策定され、持続可能な遺産保護が行われています

現代における意義

タスマニア原生地域は、地球の生態系の変化と先住民文化の重要性を学ぶ場として、世界的に注目されています。特に、気候変動の影響や、持続可能な環境保護の重要性を理解する上で重要な拠点となっています。

この遺産を訪れることで、オーストラリアの壮大な自然景観と先住民文化の価値を体験しながら、地球環境の未来について考える機会を得ることができます。未来の世代へ向けて、その価値を伝え続けるべき遺産として、今後も保護と活用が進められていくでしょう。

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この記事を書いた人

世界遺産ハントの管理人。

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