サキブ・カユム, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
| 国 | パキスタン・イスラム共和国 |
|---|---|
| 登録区分 | 文化遺産 |
| 世界遺産登録年 | 1980年 |
| 登録基準 | (ⅱ)(ⅲ) |
| その他の区分 | |
| 公式テキストページ | 中巻30p |
| 英文タイトル | Archaeological Ruins at Moenjodaro |
※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら
モヘンジョ・ダーロの遺跡群とは
アケメネス朝ペルシアの繁栄を象徴する都
モヘンジョ・ダーロの考古遺跡は、パキスタン南部のシンド州に位置する古代都市遺跡であり、1980年にユネスコの世界遺産に登録されました。この遺跡は、紀元前2500年頃から紀元前1900年頃にかけて栄えたインダス文明の中心地の一つであり、計画的な都市設計と高度な技術力を示す貴重な考古学遺産として高く評価されています。
地理と歴史的背景
モヘンジョ・ダーロは、インダス川流域に広がるインダス文明の主要都市の一つであり、高度な都市計画と社会組織を持っていました。
- 都市設計の特徴
都市は格子状の道路網を持ち、レンガ造りの建築物が整然と配置されていました。 - 公共施設の整備
大浴場や穀物倉庫、排水システムなどが整備され、住民の生活環境が考慮されていました。 - インダス文明の衰退
紀元前1900年頃、気候変動や社会的要因によって都市は衰退し、放棄されました。
主要な景観と特徴
モヘンジョ・ダーロには、インダス文明の建築技術と社会構造を示す貴重な遺構が点在しています。
- 大浴場(グレート・バス)
都市の中心に位置する公共浴場で、宗教的儀式や社交の場として使用されました。 - 住居と排水システム
各住居には排水設備が整備され、都市全体に高度な衛生管理が施されていました。 - 印章と文字
インダス文字が刻まれた印章が多数発見されており、交易や行政に使用されていたと考えられています。
文化的価値と遺産保護
モヘンジョ・ダーロは、インダス文明の高度な都市計画と社会構造を示す重要な遺産として、世界的に認識されています。
ユネスコの世界遺産登録後、パキスタン政府や国際機関による保護活動が進められています。特に、遺跡の保存と観光管理が強化され、持続可能な遺産保護が行われています。
現代における意義
モヘンジョ・ダーロは、古代インダス文明の歴史と文化を学ぶ場として、世界的に注目されています。特に、都市計画や社会構造の発展、持続可能な遺産保護の重要性を理解する上で重要な拠点となっています。
この遺跡を訪れることで、パキスタンの壮大な歴史と文化の価値を体験しながら、古代文明の遺産について考える機会を得ることができます。未来の世代へ向けて、その価値を伝え続けるべき遺産として、今後も保護と活用が進められていくでしょう。

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