| 国 | トルコ共和国 |
|---|---|
| 登録区分 | 文化遺産 |
| 世界遺産登録年 | 2014年 |
| 登録基準 | (ⅰ)(ⅱ)(ⅲ)(ⅳ)(ⅵ) |
| その他の区分 | |
| 公式テキストページ | 中巻49p |
| 英文タイトル | Bursa and Cumalıkızık: the Birth of the Ottoman Empire |
※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら
トルコ北西部、ウル山(Uludağ)の麓に位置するブルサとジュマルクズクは、オスマン帝国の黎明期を今に伝える、歴史と自然が調和した美しい地域です。ユネスコ世界遺産にも登録されているこの場所は、オスマン帝国が小規模な公国から大帝国へと発展していく上で、最初の首都と、その周辺に栄えた村の姿をそのまま残しています。
帝国誕生の地「ブルサ」
ブルサは、1326年にオスマン帝国の初代スルタン、オスマン1世の息子オルハンによって征服され、最初の首都となりました。その後、14世紀を通じて政治、経済、そして文化の中心地として繁栄を極めました。この時期、都市には多くのモスク、マドラサ(神学校)、ハンマーム(公衆浴場)、そしてバザールが建設され、オスマン帝国の独特の都市文化が形成されていきました。現在も「緑のブルサ(Yeşil Bursa)」と呼ばれるように、美しい公園や庭園が点在する、緑豊かな都市です。
見どころハイライト:歴史的な建造物と素朴な村
ブルサとジュマルクズクの魅力は、壮麗な都市の建築と、素朴な村の暮らしの両方に触れられることです。
ブルサの見どころ
ブルサ・ウル・ジャーミィ(Bursa Ulu Camii)
「大モスク」を意味するこのモスクは、ブルサの象徴的な建物です。20のドームを持つユニークな建築様式が特徴で、内部は美しいカリグラフィー(書道)で飾られています。中央に噴水があり、静謐な雰囲気の中で祈りを捧げたり、休憩したりする人々で賑わっています。
緑のモスク(Yeşil Camii)と緑の廟(Yeşil Türbe)
鮮やかなトルコブルーのタイルで飾られた、スルタン・メフメト1世の霊廟です。ブルサの街並みの中でもひときわ目を引く美しい外観で、内部の装飾も非常に精巧です。隣接する緑のモスクも同様に美しいタイルで覆われており、ブルサを代表するオスマン建築の傑作です。
コザ・ハン(Koza Han)
オスマン時代に絹の交易で栄えた隊商宿(キャラバンサライ)です。現在も、繭や絹製品を扱うお店が集まる活気ある市場となっており、お土産探しにも最適です。中庭にはカフェがあり、歴史的な雰囲気の中で一息つくことができます。
オルハンの墓とオスマンの墓
ブルサを征服したオルハンと、その父でオスマン帝国の建国者であるオスマン1世の墓所です。ブルサの城壁跡にあり、街を一望できる高台に位置しています。
ジュマルクズク村の見どころ
オスマン時代の家々
ブルサの東に位置するジュマルクズクは、14世紀に建てられた家々が今も残る、オスマン帝国初期の農村の姿を伝える貴重な村です。石と木で造られた素朴な家々が、石畳の細い路地に沿って並んでいます。その独特の建築様式と、村人たちが今も暮らす活気ある風景は、まるでタイムスリップしたかのようです。村の家々では、地元の料理や手作りの工芸品を販売しているところもあります。
ブルサとジュマルクズク観光のヒント
アクセス: イスタンブールからフェリーや高速バスで約2〜3時間でブルサに到着します。ブルサ市内からジュマルクズク村へは、バスやタクシーでアクセスできます。
ベストシーズン: 春(4月~6月)か秋(9月~11月)が、気候が穏やかで観光に適しています。夏は日差しが強く、冬はウル山が雪に覆われるため寒くなります。
時間: ブルサとジュマルクズクの両方をゆっくり見て回るなら、1〜2日かけて巡るのがおすすめです。
ブルサとジュマルクズクは、オスマン帝国の歴史が始まった場所を肌で感じられる、特別な世界遺産です。活気ある大都市と、時が止まったかのような素朴な村。その対照的な景観の中に、帝国のルーツが息づいているのを感じてみませんか?
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名称や概要がまだぼんやりしている方はショート動画、さらに詳しく理解を深めたい方は横動画を活用していただけると幸いです。
まだまだ本数が少ないですが、頑張って随時更新しております!
ショート動画なので全ての情報を紹介しているわけではありませんが、テキストの重要箇所を意識して作成しております。
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