マラッカ海峡の歴史を語る二つの都市:マラッカとジョージ・タウン

マレーシア
登録区分文化遺産
世界遺産登録年2008年
登録基準(ⅱ)(ⅲ)(ⅳ)
その他の区分
公式テキストページ中巻68p
英文タイトルMelaka and George Town, historic cities of the Straits of Malacca

※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら

マレー半島の西海岸、世界貿易の要衝であるマラッカ海峡に面した二つの都市、マラッカとジョージ・タウンは、ユネスコ世界遺産として一体登録されています。何世紀にもわたる交易と植民地支配の歴史が、この二つの街のユニークな景観と多文化的な社会を形成しました。

目次

東西の文明が出会う場所

マラッカは、15世紀にマラッカ王国の首都として繁栄を極めました。アジア各地から多くの商人が集まり、中国、インド、アラブ、そして東南アジアの様々な文化が交錯しました。その後、ポルトガル、オランダ、そしてイギリスといったヨーロッパ列強が次々とこの地を支配し、それぞれが独自の建築様式と文化を持ち込みました。

一方のジョージ・タウンは、18世紀後半にイギリス東インド会社によって建設されました。イギリスの植民都市として発展し、世界中から集まる商人や労働者たちが、それぞれの文化をこの街に持ち込みました。

この二つの都市は、それぞれ異なる時代に、異なる支配者のもとで発展しましたが、共通して「東西の文化が融合した独自の歴史都市」という特徴を持っています。

マラッカの見どころ:歴史の重みが残る街

マラッカは、オランダ広場を中心に、ポルトガル、オランダ、イギリスの植民地時代の面影が色濃く残っています。

オランダ広場(Dutch Square)

赤レンガ造りの建物が並ぶ広場で、マラッカの象徴的な場所です。スタダイス(旧オランダ総督邸)や、キリスト教会など、オランダ植民地時代の美しい建築物が建ち並び、その重厚な雰囲気に圧倒されます。

セント・ポール教会跡(St. Paul’s Church)

丘の上に立つポルトガル時代の教会の跡です。丘を登ると、マラッカの街とマラッカ海峡を一望できます。フランシスコ・ザビエルの墓石もここに安置されていたことで知られています。

マラッカ・スルタン・パレス(Malacca Sultanate Palace Museum)

マラッカ王国の宮殿を復元した博物館です。当時の建築様式を忠実に再現しており、マラッカ王国の歴史や文化について学ぶことができます。

ジョージ・タウンの見どころ:多文化が共存する街

ジョージ・タウンは、イギリス植民地時代の優雅な建築と、中国、インド、マレーの文化が融合した街並みが特徴です。

ストリート・アート(Street Art)

街の至るところに、壁画や鉄の彫刻が点在しています。特に、リトアニア人アーティスト、アーネスト・ザハレビッチの作品は有名で、街歩きをさらに楽しくしてくれます。

クラン・ジェッティ(Chew Jetty)

海上に木造の家が並ぶ水上集落です。中国系の家族が何世代にもわたって暮らしており、漁業や商売で生計を立てています。その素朴な暮らしぶりを垣間見ることができます。

クー・コンシー(Khoo Kongsi)

ジョージ・タウンに根付いた華人社会の団結を示す美しい寺院です。精緻な彫刻や装飾は、中国の伝統的な建築様式と、この地独自の文化が融合した芸術性の高さを物語っています。

フォート・コーンウォリス(Fort Cornwallis)

イギリス植民地時代の要塞跡です。この要塞を拠点として、イギリスはペナン島を開発し、マラッカ海峡の支配を固めていきました。

観光のヒント

アクセス: クアラルンプールからバスでマラッカへは数時間。マラッカからジョージ・タウンへは、バスや飛行機で移動できます。

ベストシーズン: 乾季の12月から2月、または6月から8月が、比較的過ごしやすい時期です。

街歩き: どちらの都市も、徒歩や自転車、タクシーで巡るのがおすすめです。

マラッカとジョージ・タウンは、まるで生きた歴史の教科書のようです。二つの街を巡りながら、マラッカ海峡が育んだ壮大な歴史と、多文化が共存する独特の雰囲気を肌で感じてみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

世界遺産ハントの管理人。

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