| 国 | インド |
|---|---|
| 登録区分 | 文化遺産 |
| 世界遺産登録年 | 2019年 |
| 登録基準 | (ⅱ)(ⅳ)(ⅵ) |
| その他の区分 | |
| 公式テキストページ | 中巻80p |
| 英文タイトル | Jaipur City, Rajasthan |
※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら
インド北西部のラジャスタン州の州都ジャイプールは、街全体がピンク色の建物で統一されていることから、「ピンク・シティ」の愛称で知られています。ユネスコ世界遺産にも登録されているこの街は、18世紀に時のマハラジャ(藩王)によって、インドで初めての本格的な都市計画に基づいて築かれた、非常にユニークな歴史都市です。
科学と芸術が融合した計画都市
ジャイプールは、1727年に天文・科学にも深い造詣を持っていたマハラジャ、サワーイー・ジャイ・シング2世によって建設されました。彼は、古代インドの建築思想「ヴァーストゥ・シャーストラ」に基づき、碁盤の目状の街区、広く直線的な大通り、そしてアーケード付きの商店街を整備しました。この画期的な都市計画は、当時のインドでは他に類を見ないものでした。
その後、19世紀後半にイギリスの皇太子を歓迎するため、街の建物の外壁がすべてピンク色に塗られました。この伝統は今日まで続き、ジャイプールは「ピンク・シティ」として世界中の人々を魅了しています。
見どころハイライト:ピンク色の街を歩く
ジャイプールには、その歴史と文化を象徴する、多くの見どころが点在しています。
ハワー・マハル(風の宮殿)

ジャイプールの象徴であり、最も有名な建築物です。18世紀末に建てられたこの5階建ての宮殿は、953もの小さな窓(ジャロカ)を持つユニークな外観をしています。当時、公の場に姿を見せることができなかった後宮の女性たちが、この小窓から外の祭りをひそかに見物できるように設計されました。
ジャンタル・マンタル(天体観測施設)

マハラジャ、サワーイー・ジャイ・シング2世が建設した、巨大な天文観測施設です。2010年に単独で世界遺産に登録されました。高さ27メートルもある世界最大級の日時計など、幾何学的な形をした様々な観測儀が並び、当時の天文学の進んだ知識と技術を今に伝えています。
シティ・パレス(City Palace)

現在もマハラジャの子孫が住む宮殿で、一部が博物館として公開されています。ムガル帝国やヨーロッパの影響を受けた美しい建築様式と、豪華な内装は、見る者を圧倒します。特に、内部にある「孔雀の門」は、その精巧な彫刻と色彩で知られています。
アンベール城(Amber Fort)
ジャイプールの郊外、岩山にそびえる巨大な城塞です。ジャイプール市街とは別の世界遺産「ラジャスタンの丘陵城塞群」の一部として登録されています。城の内部は、大理石や鏡のモザイクで飾られた豪華な宮殿となっており、ゾウタクシーで城に登る体験も人気です。
パトリカ門(Patrika Gate)
ジャイプールの新しいランドマークとして人気を集めている、カラフルな門です。ラジャスタンの伝統的な建築様式と、鮮やかな色彩が特徴で、インスタグラムなどのSNSで人気のフォトスポットとなっています。
ジャイプール市街観光のヒント
- アクセス: ジャイプール国際空港があり、デリーから飛行機で1時間ほど。デリー、タージ・マハル、ジャイプールを結ぶ観光ルートは「ゴールデン・トライアングル」と呼ばれています。
- ベストシーズン: 10月から3月にかけての、比較的涼しい時期が観光に適しています。
- 服装: 日差しが強いので、帽子やサングラス、日焼け対策をしっかりと行いましょう。
ジャイプールは、そのユニークな都市景観と豊かな歴史が共存する、特別な場所です。ピンク色に輝く街を歩きながら、古代インドの知恵と、マハラジャの夢が詰まった物語を肌で感じてみませんか?
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