ヨーロッパとアジアが交差する歴史都市:スリランカ「ゴールの旧市街とその要塞」

ゴールの旧市街とその要塞
スリランカ民主社会主義共和国
登録区分文化遺産
世界遺産登録年1988年
登録基準(ⅳ)
その他の区分
公式テキストページ中巻81p
英文タイトルOld Town of Galle and its Fortifications

※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら

スリランカ南西部の海岸沿いに、大航海時代の歴史を色濃く残す美しい要塞都市があります。それが、ユネスコ世界遺産にも登録されている「ゴールの旧市街とその要塞」です。ここは、16世紀にポルトガル人によって築かれ、その後、オランダ、そしてイギリスの支配を経て、ヨーロッパの建築様式と、南アジアの伝統的な文化が融合した、他に類を見ないユニークな景観を形成しました。

目次

交易と植民地が育んだ港町

ゴールは、紀元前からアラブの商人たちが訪れる重要な港でした。16世紀にポルトガル人が到来し、この地を拠点として香辛料貿易を開始しました。彼らは、イスラム勢力の攻撃から身を守るために、小さな要塞を築きました。

17世紀には、オランダがポルトガルを追放し、ゴールの支配者となりました。オランダ東インド会社は、この要塞を大規模に拡張し、強固な城壁、堅牢な門、そして美しいヨーロッパ様式の建物を次々と建設しました。その後、18世紀末にイギリスの支配下に入ると、ゴールはスリランカ南部の行政の中心地として発展しました。

植民地支配は終わりましたが、この街には、ポルトガル、オランダ、そしてイギリスの建築様式がそのままの姿で残されています。そして、その中に、スリランカの伝統的な暮らしが息づいています。

見どころハイライト:要塞の壁を歩く

ゴールの旧市街は、歩いてゆっくりと巡るのが一番です。城壁の上を歩きながら、この街の歴史と、そこに息づく人々の暮らしを肌で感じてみましょう。

ゴール城塞(Galle Fort)

旧市街全体を囲む、堅牢な石造りの城壁です。特に、海に面した城壁の上は、美しい景色が広がる絶好の散歩道です。夕暮れ時には、多くの人々が夕日を見るために集まります。

ゴール・フォートの灯台(Galle Fort Lighthouse)

城壁の一角に立つ、ゴールのシンボルです。その白亜の美しい姿は、多くの旅人の目印となり、夜には海を照らします。

旧オランダ病院(Old Dutch Hospital)

オランダ植民地時代に建てられた病院で、現在は美しいレストランやカフェ、そしておしゃれなショップが並ぶ複合施設として生まれ変わりました。植民地時代の面影を残す建物の中で、食事やショッピングを楽しむことができます。

オランダ教会(Groote Kerk)

18世紀に建てられた、オランダ東インド会社時代の教会です。その重厚な建築様式と、内部にある古い墓石は、当時の歴史の重みを物語っています。

旧市街の街並み

ゴール旧市街の魅力は、その石畳の道と、そこに並ぶ美しい植民地時代の家々です。それぞれの家は、鮮やかな色で塗られ、その路地を歩くと、まるでヨーロッパの街に迷い込んだかのような気分になります。

ゴール観光のヒント

  • アクセス: スリランカの首都コロンボから、車や列車で約2〜3時間です。海岸沿いを走る列車からは、美しい海の景色を楽しむことができます。
  • ベストシーズン: 12月から3月にかけての、比較的乾燥した時期が観光に最適です。
  • 街歩き: 旧市街は歩いて巡るのが一番です。

ゴールの旧市街は、単なる観光地ではありません。それは、東西の歴史がダイナミックに交差した、生きた歴史の教科書です。要塞の壁の上を歩き、潮風を感じながら、この街が育んできた多文化の物語を肌で感じてみませんか?

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この記事を書いた人

世界遺産ハントの管理人。

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