東洋と西洋が交差する街:マカオ「歴史地区」

マカオ「歴史地区」
中華人民共和国
登録区分文化遺産
世界遺産登録年2005年
登録基準(ⅱ)(ⅲ)(ⅳ)(ⅵ)
その他の区分
公式テキストページ中巻82p
英文タイトルHistoric Centre of Macao

※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら

中国大陸の南東部、珠江デルタの入り口に位置するマカオは、ユネスコ世界遺産にも登録されている、ユニークな歴史地区を持つ街です。ここは、ポルトガル人が初めてアジアに築いた貿易拠点であり、何世紀にもわたって東西の文化がダイナミックに交差した場所です。東洋の伝統的な寺院と、西洋の壮麗な教会が共存する、他に類を見ないユニークな景観が、この街を特別な存在にしています。

目次

交易が育んだ多文化都市

マカオは、16世紀半ばにポルトガル人によって貿易拠点として利用されるようになりました。その後、ポルトガルは中国からこの地の永続的な居住権を獲得し、マカオはヨーロッパと中国、そして日本を結ぶ海のシルク・ロードの重要なハブとして繁栄を極めました。

ポルトガル人たちは、故郷の建築様式を持ち込み、壮麗な教会や公共建築を次々と建設しました。一方で、中国人たちは、独自の伝統的な建築様式を保ち、寺院や市場を築きました。この結果、マカオには、ヨーロッパの教会と中国の寺院が隣り合う、独特の都市景観が形成されました。

見どころハイライト:東西の文化を巡る旅

マカオの歴史地区は、徒歩でゆっくりと散策するのが一番です。路地の隅々に歴史と文化の物語が隠されています。

聖ポール天主堂跡(Ruins of St. Paul’s)

マカオの象徴であり、最も有名なランドマークです。17世紀にイエズス会によって建てられた、東洋で最も美しい教会の一つでした。19世紀の火災でファサード(正面)と階段だけが残りましたが、その壮麗な姿は、当時の建築技術と、マカオが信仰の中心であったことを物語っています。

セナド広場(Senado Square)

マカオの中心であり、旧市街の心臓部です。ポルトガルの石畳(カルサーダス・ポルトゥゲーザス)が敷き詰められた波模様の広場を囲むように、パステルカラーの美しい建物が建ち並び、ヨーロッパの雰囲気を感じさせてくれます。

ギア要塞と灯台(Guia Fortress & Lighthouse)

マカオの最高峰にある要塞で、東アジアで最古の灯台の一つです。要塞からは、マカオの街並みと珠江デルタの雄大な景色を一望できます。要塞内には、17世紀に建てられた礼拝堂があり、中国とポルトガルの美術様式が融合したフレスコ画が残されています。

媽閣廟(A-Ma Temple)

ポルトガル人が初めてマカオに上陸した際に目にしたと言われる、中国の伝統的な寺院です。漁師や船乗りの守護神である媽祖(マツォ)が祀られており、その簡素ながらも美しい建築様式は、中国の伝統文化を今に伝えています。

マカオ歴史地区観光のヒント

アクセス: マカオ国際空港があり、香港からフェリーでアクセスすることもできます。

ベストシーズン: 10月から12月にかけての、比較的過ごしやすい時期が観光に最適です。

街歩き: 歴史地区は徒歩で巡るのが一番です。

マカオの歴史地区は、東洋と西洋がダイナミックに交差した、生きた歴史の教科書です。異なる文化が共存し、新たな文化を生み出したこの街を歩きながら、異国情緒あふれる旅を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

世界遺産ハントの管理人。

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