バターリャ修道院

バターリャ修道院
アルベスガスパール, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
ポルトガル共和国
登録区分文化遺産
世界遺産登録年1983年
登録基準(ⅰ)(ⅱ)
その他の区分
公式テキストページ下巻276p
英文タイトルMonastery of Batalha

※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら

バターリャ修道院とは

奇跡の勝利を祝す「戦いの修道院」

バターリャ修道院は、ポルトガル中部のバターリャに位置する歴史的な修道院であり、1983年にユネスコの世界遺産に登録されました。この修道院は、1385年のアルジュバロータの戦いにおけるポルトガル軍の勝利を記念して建設され、ポルトガル王家の霊廟としても重要な役割を果たした壮麗な建築として評価されています。

地理と歴史的背景

バターリャ修道院は、リスボンの北約120kmに位置し、ポルトガル王ジョアン1世がカスティーリャ王国との戦いに勝利した後、聖母マリアへの感謝の意を込めて建設を命じました

  • アルジュバロータの戦いと建設の始まり
    1385年、ポルトガル軍はカスティーリャ軍との戦いに勝利し、ジョアン1世はこの勝利を記念して修道院の建設を決定しました。
  • ゴシック様式とマヌエル様式の融合
    修道院の建築は、ポルトガル独自のゴシック様式を確立し、後にマヌエル様式の影響を受けながら発展しました。
  • 王家の霊廟としての役割
    修道院内には、ジョアン1世とその王妃フィリッパ・デ・ランカスターの墓が安置されており、ポルトガル王家の歴史と深く結びついています。

主要な景観と特徴

バターリャ修道院には、中世ヨーロッパの宗教的・政治的な中心地としての歴史を伝える建造物が数多く残されています

  • 王の回廊(ロイヤル・クロイスター)
    ゴシック様式の壮麗な回廊で、マヌエル様式の装飾が施されています。
  • 創設者の礼拝堂(ファウンダーズ・チャペル)
    ジョアン1世と王妃の墓が安置されている礼拝堂で、精巧な彫刻が特徴です。
  • 未完成の礼拝堂(インペルフェクト・チャペル)
    建設が途中で中断された礼拝堂で、巨大な柱と開放的な空間が印象的です。

文化的価値と遺産保護

バターリャ修道院は、ポルトガルの宗教的・文化的な発展を学ぶ貴重な遺産として、世界的に重要な文化遺産です。

ユネスコの世界遺産登録後、ポルトガル政府や国際機関による保護活動が進められています。特に、歴史的建造物の修復やステンドグラスの保存が強化され、歴史的価値を維持するための取り組みが行われています。

現代における意義

バターリャ修道院は、宗教的・文化的な価値と歴史的な王権の象徴を学ぶ場として、世界的に注目されています。特に、ゴシック建築の美しさやポルトガル王国の歴史を理解する上で重要な拠点となっています。

この遺産を訪れることで、ポルトガルの歴史と宗教文化の融合を学びながら、壮大な景観と地域の価値を体験することができます。未来の世代へ向けて、その価値を伝え続けるべき文化遺産として、今後も保護と活用が進められていくでしょう。

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この記事を書いた人

世界遺産ハントの管理人。

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