ブラガのボン・ジェズス・ド・モンテ聖域

ブラガのボン・ジェズス・ド・モンテ聖域
PMRMaeyaert, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
ポルトガル共和国
登録区分文化遺産
世界遺産登録年2019年
登録基準(ⅳ)
その他の区分文化的景観
公式テキストページ下巻265p
英文タイトルSanctuary of Bom Jesus do Monte in Braga

※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら

ブラガのボン・ジェズス・ド・モンテ聖域とは

宗教改革に対抗して築かれた600年の歴史をもつ聖域

ブラガのボン・ジェズス・ド・モンテ聖域は、ポルトガル北部のブラガ市に位置する歴史的な巡礼地であり、2019年にユネスコの世界遺産に登録されました。この聖域は、バロック様式の壮麗な階段と、キリスト教の精神性を象徴する建築群が調和した文化的景観として評価されています。

地理と歴史的背景

ボン・ジェズス・ド・モンテ聖域は、エスピーニョ山の斜面に広がる巡礼地であり、ブラガ市を見下ろす位置にあります

  • 巡礼地としての発展
    14世紀に最初の礼拝堂が建設され、その後、16世紀から18世紀にかけて拡張されました。
  • バロック様式の階段の建設
    18世紀に、巡礼者が精神的な浄化を体験できるように、象徴的な階段が設計されました。
  • カトリック信仰の象徴
    聖域は、カトリック教会が宗教改革に対抗するために推進した「サクロ・モンテ(聖なる山)」の伝統を反映しています。

主要な景観と特徴

ボン・ジェズス・ド・モンテ聖域には、宗教的な建築と自然が調和した独特の景観が広がっています

  • 五感の階段
    視覚、嗅覚、聴覚、触覚、味覚を象徴する噴水が設置され、巡礼者が精神的な浄化を体験できるようになっています。
  • 信仰・希望・慈愛の階段
    キリスト教の三つの神学的美徳を象徴する階段で、巡礼者の精神的な旅を表現しています。
  • ボン・ジェズス教会
    1784年から1811年にかけて建設されたバロック様式の教会で、白い漆喰の外壁と石造りの装飾が特徴です。

文化的価値と遺産保護

ボン・ジェズス・ド・モンテ聖域は、キリスト教の巡礼文化とバロック建築の融合を学ぶ貴重な遺産として、世界的に重要な文化遺産です。

ユネスコの世界遺産登録後、ポルトガル政府や国際機関による保護活動が進められています。特に、歴史的建造物の修復や景観の維持管理が強化され、宗教的価値を維持するための取り組みが行われています。

現代における意義

ボン・ジェズス・ド・モンテ聖域は、宗教的・文化的な価値と歴史的な巡礼の伝統を学ぶ場として、世界的に注目されています。特に、巡礼者の精神的な探求やバロック建築の美しさを理解する上で重要な拠点となっています。

この遺産を訪れることで、ポルトガルの歴史と宗教文化の融合を学びながら、壮大な景観と地域の価値を体験することができます。未来の世代へ向けて、その価値を伝え続けるべき文化遺産として、今後も保護と活用が進められていくでしょう。

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この記事を書いた人

世界遺産ハントの管理人。

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