スーパーキラム, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
| 国 | イタリア共和国 |
|---|---|
| 登録区分 | 文化遺産 |
| 世界遺産登録年 | 1998年 |
| 登録基準 | (ⅲ)(ⅳ) |
| その他の区分 | 文化的景観 |
| 公式テキストページ | 下巻99p |
| 英文タイトル | Cilento and Vallo di Diano National Park with the Archeological sites of Paestum and Velia, and the Certosa di Padula |
※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら
チレント・ディアノ渓谷国立公園及び遺跡群と修道院とは
古代建造物と大自然が織りなす美しい景色
チレント・ディアノ渓谷国立公園及び遺跡群と修道院は、イタリア南部カンパニア州に位置する広大な文化的景観であり、1998年にユネスコの世界遺産に登録されました。この遺産は、古代ギリシャ、ローマ、中世の歴史が交差する地域であり、地中海世界の交易・文化交流の中心地として発展した貴重な遺産として評価されています。
地理と歴史的背景
チレント・ディアノ渓谷国立公園は、ティレニア海沿岸から内陸の山岳地帯まで広がる約180,000ヘクタールの広大な地域を含み、自然と歴史が融合した景観を形成しています。
- 古代ギリシャの影響
紀元前7世紀末に建設されたギリシャ都市パエストゥムは、ドーリア式神殿が現存する貴重な遺跡であり、地中海交易の拠点として栄えました。 - ローマ時代と中世の発展
紀元前3世紀にローマ領となった後、交易路としての重要性が増し、中世には修道院や城塞が建設されました。
主要な建築物と特徴
チレント・ディアノ渓谷国立公園及び遺跡群と修道院には、異なる時代の文化が融合した歴史的建造物が多数存在します。
- パエストゥムの遺跡
紀元前7世紀末に建設されたギリシャ都市で、3つのドーリア式神殿が良好な状態で保存されています。 - ヴェリアの遺跡
紀元前6世紀にギリシャ植民地として建設され、哲学者パルメニデスが活躍した都市として知られています。 - パドゥーラの修道院
14世紀に創設されたカルトジオ会の修道院で、イタリア最大級の修道院建築の一つです。
文化的価値と遺産保護
チレント・ディアノ渓谷国立公園及び遺跡群と修道院は、地中海世界の交易・文化交流の歴史を学ぶ貴重な遺産として、世界的に重要な文化遺産です。
ユネスコの世界遺産登録後、イタリア政府や国際機関による保護活動が進められています。特に、考古遺跡の修復や環境保護が強化され、歴史的価値を維持するための取り組みが行われています。
現代における意義
チレント・ディアノ渓谷国立公園及び遺跡群と修道院は、地中海世界の歴史と文化の融合を学ぶ場として、世界的に注目されています。特に、イタリアの歴史や文化の発展を理解する上で重要な拠点となっています。
この遺産を訪れることで、イタリアの歴史と文化の融合を学びながら、壮大な景観と考古学的価値を体験することができます。未来の世代へ向けて、その価値を伝え続けるべき文化遺産として、今後も保護と活用が進められていくでしょう。

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