プデレック, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
| 国 | モンテネグロ |
|---|---|
| 登録区分 | 自然遺産 |
| 世界遺産登録年 | 1980年 |
| 登録基準 | (ⅶ)(ⅷ)(ⅹ) |
| その他の区分 | |
| 公式テキストページ | 下巻431p |
| 英文タイトル | Durmitor National Park |
※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら
ドゥルミトル国立公園とは
希少動物が生きる太古の渓谷
ドゥルミトル国立公園は、モンテネグロ北西部に位置する壮大な自然景観を誇る地域であり、1980年にユネスコの世界遺産に登録されました。その後、2005年に拡張登録され、氷河によって形成された山岳地帯とヨーロッパ最深の峡谷を含む貴重な自然遺産として高く評価されています。
地理と歴史的背景
ドゥルミトル国立公園は、ディナルアルプス山脈の一部を構成し、標高2,522メートルのボボトフ・クックを最高峰とする48の峰を擁する広大な山岳地帯です。
- 氷河地形の形成
この地域は、氷河の浸食によって形成された谷や湖が点在し、地質学的に貴重な証拠を提供しています。 - タラ川峡谷
全長約80km、最大深度1,300メートルを誇るヨーロッパ最深の峡谷であり、壮大な景観を形成しています。 - 生態系の多様性
公園内にはヨーロッパクロマツの原生林が広がり、希少な動植物が生息しています。
主要な景観と特徴
ドゥルミトル国立公園には、地質学的な特徴と生態系の豊かさを示す壮麗な景観が広がっています。
- ボボトフ・クック
標高2,522メートルの最高峰であり、登山やハイキングの名所です。 - 氷河湖群
公園内には18の氷河湖が点在し、「山の瞳」とも呼ばれる美しい湖が見られます。 - タラ川の急流
峡谷内を流れるタラ川は、ラフティングの名所としても知られています。
文化的価値と遺産保護
ドゥルミトル国立公園は、地球の地質学的進化と生態系の変化を理解するための重要な遺産として、世界的に認識されています。
ユネスコの世界遺産登録後、モンテネグロ政府や国際機関による保護活動が進められています。特に、観光による環境負荷を軽減するための管理計画が策定され、持続可能な遺産保護が行われています。
現代における意義
ドゥルミトル国立公園は、地球の地質学的変化と生態系の進化を学ぶ場として、世界的に注目されています。特に、気候変動の影響や、持続可能な環境保護の重要性を理解する上で重要な拠点となっています。
この遺産を訪れることで、モンテネグロの壮大な自然景観と地質学的な価値を体験しながら、地球環境の未来について考える機会を得ることができます。未来の世代へ向けて、その価値を伝え続けるべき自然遺産として、今後も保護と活用が進められていくでしょう。

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