スティピッチ・ベラ, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
| 国 | トルコ共和国 |
|---|---|
| 登録区分 | 文化遺産 |
| 世界遺産登録年 | 2023年 |
| 登録基準 | (ⅲ) |
| その他の区分 | |
| 公式テキストページ | 中巻26p |
| 英文タイトル | Gordion |
※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら
ゴルディオンとは
鉄器時代に反映を遂げたフリギア文明の古都
ゴルディオンは、トルコのアナトリア高原に位置する古代都市遺跡であり、2023年にユネスコの世界遺産に登録されました。この遺跡は、鉄器時代のフリギア王国の首都として栄え、ギリシャ神話に登場する「ゴルディオンの結び目」や王ミダスの伝説と深く結びついた貴重な考古学遺産として高く評価されています。
地理と歴史的背景
ゴルディオンは、トルコの首都アンカラの南西約80キロメートルに位置し、紀元前2500年頃から人々が定住していたと考えられています。
- フリギア王国の首都
紀元前9世紀頃、フリギア王国が成立し、ゴルディオンは政治・文化の中心地として発展しました。 - 王ミダスと黄金伝説
ゴルディオンは、触れるものを黄金に変える力を持つとされた王ミダスの伝説の舞台として知られています。 - アレクサンドロス大王とゴルディオンの結び目
紀元前334年、アレクサンドロス大王が「ゴルディオンの結び目」を剣で断ち切り、アジアの支配者となるという予言を成就させたと伝えられています。
主要な景観と特徴
ゴルディオンには、フリギア文明の建築技術と文化的影響を示す貴重な遺構が点在しています。
- 城塞丘(シタデル・マウンド)
都市の中心部に位置し、王宮や行政施設が築かれていました。 - 墓塚(トゥムルス)
王族や貴族の墓として使用された巨大な墳丘墓が多数存在し、特にミダス王の墓とされる墳丘は最大規模を誇ります。 - 防御施設と居住区
都市の外周には防御壁が築かれ、内部には住居や工房が配置されていました。
文化的価値と遺産保護
ゴルディオンは、フリギア文明の発展とギリシャ・ローマ文化の影響を示す重要な遺産として、世界的に認識されています。
ユネスコの世界遺産登録後、トルコ政府や国際機関による保護活動が進められています。特に、遺跡の保存と観光管理が強化され、持続可能な遺産保護が行われています。
現代における意義
ゴルディオンは、古代フリギア文明の歴史と文化を学ぶ場として、世界的に注目されています。特に、異文化の交流や、持続可能な遺産保護の重要性を理解する上で重要な拠点となっています。
この遺跡を訪れることで、トルコの壮大な歴史と文化の価値を体験しながら、古代文明の遺産について考える機会を得ることができます。未来の世代へ向けて、その価値を伝え続けるべき遺産として、今後も保護と活用が進められていくでしょう。

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