カーステン・シュテガー, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
| 国 | ドイツ連邦共和国 |
|---|---|
| 登録区分 | 文化遺産 |
| 世界遺産登録年 | 1985年/2008年範囲変更 |
| 登録基準 | (ⅰ)(ⅱ)(ⅲ) |
| その他の区分 | |
| 公式テキストページ | 下巻305p |
| 英文タイトル | St Mary’s Cathedral and St Michael’s Church at Hildesheim |
※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら
ヒルデスハイムの聖マリア大聖堂と聖ミヒャエル聖堂とは
異才の司教が残したふたつの教会
ヒルデスハイムの聖マリア大聖堂と聖ミヒャエル聖堂は、ドイツ北部のニーダーザクセン州ヒルデスハイムに位置する歴史的な宗教建築群であり、1985年にユネスコの世界遺産に登録されました。この遺産は、オットー朝ロマネスク様式の傑作として知られ、神聖ローマ帝国時代の宗教建築の発展に大きな影響を与えたと評価されています。
地理と歴史的背景
ヒルデスハイムは、中世ヨーロッパにおける重要な宗教都市であり、カロリング朝時代から司教座が置かれた歴史を持ちます。
- 聖ミヒャエル聖堂の創設
1010年から1020年にかけて建設されたこの聖堂は、オットー朝ロマネスク様式の特徴を持ち、対称的な二重内陣を備えています。 - 聖マリア大聖堂の歴史
11世紀に建設され、内部には有名なベルンヴァルトの青銅扉や青銅柱があり、ロマネスク美術の傑作とされています。 - 第二次世界大戦後の修復
両聖堂は戦争による被害を受けましたが、戦後の修復によって歴史的な価値が維持されています。
主要な景観と特徴
ヒルデスハイムの聖マリア大聖堂と聖ミヒャエル聖堂には、ロマネスク建築の発展を伝える建造物が数多く残されています。
- 聖ミヒャエル聖堂の木製天井
12世紀に描かれた装飾が施され、ロマネスク様式の芸術的価値を示しています。 - ベルンヴァルトの青銅扉
1015年に制作され、旧約聖書と新約聖書の場面を描いた彫刻が施されています。 - 聖マリア大聖堂の千年のバラ
815年に植えられたとされるバラの木があり、歴史的な象徴となっています。
文化的価値と遺産保護
ヒルデスハイムの聖マリア大聖堂と聖ミヒャエル聖堂は、神聖ローマ帝国の宗教建築の発展を学ぶ貴重な遺産として、世界的に重要な文化遺産です。
ユネスコの世界遺産登録後、ドイツ政府や国際機関による保護活動が進められています。特に、歴史的建造物の修復や景観の維持管理が強化され、宗教的価値を維持するための取り組みが行われています。
現代における意義
ヒルデスハイムの聖マリア大聖堂と聖ミヒャエル聖堂は、宗教的・文化的な価値と歴史的な巡礼の伝統を学ぶ場として、世界的に注目されています。特に、オットー朝ロマネスク様式の影響や神聖ローマ帝国の歴史を理解する上で重要な拠点となっています。
この遺産を訪れることで、ドイツの歴史と宗教文化の融合を学びながら、壮大な景観と地域の価値を体験することができます。未来の世代へ向けて、その価値を伝え続けるべき文化遺産として、今後も保護と活用が進められていくでしょう。

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