マハーバリプラムの建築と彫刻群

マハーバリプラムの建築と彫刻群
© Vyacheslav Argenberg / http://www.vascoplanet.com/, CC BY 4.0, ウィキメディア・コモンズ経由で
インド
登録区分文化遺産
世界遺産登録年1984年
登録基準(ⅰ)(ⅱ)(ⅲ)(ⅵ)
その他の区分
公式テキストページ中巻154p
英文タイトルGroup of Monuments at Mahabalipuram

※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら

マハーバリプラムの建築と彫刻群とは

悠久の時を経て残る多彩なモニュメント群

マハーバリプラムの建築と彫刻群は、インド南部のタミル・ナードゥ州に位置し、7世紀から9世紀にかけてパラヴァ王朝によって建設されました。この地域は、特に海岸沿いに位置することから「海の寺院」とも呼ばれ、インドの古代建築と彫刻技術の傑作を数多く残しています。1996年にはユネスコの世界遺産に登録され、その文化的価値は高く評価されています。

マハーバリプラムの建築と彫刻群には、寺院や石彫りの彫刻、巨大な岩を用いた構造物が点在しており、インドのヒンドゥー教建築の発展を理解する上で欠かせない場所です。最も有名なものには、「ラスト・ラタ(五つの車の寺院)」と呼ばれる五つの巨大な石造りの建物があります。これらは、ヒンドゥー神々や神話の場面を描いた彫刻が施された美しい建物で、特に神殿の外壁に彫られた浮彫が見どころです。五つの寺院は、それぞれ異なるスタイルで建てられており、パラヴァ王朝の建築技術の進化を示しています。

また、「アルジュナの苦行」や「パンチャパンダヴァ」の彫刻で有名な「アルジュナの筆」もあります。この巨大な岩に彫られた絵は、インドの神話に基づく情景を生き生きと再現しており、動的で精緻な彫刻技術が光ります。これらの彫刻は、ヒンドゥー教の神々や伝説を讃えるものとして、訪れる人々に深い感銘を与えます。

さらに、マハーバリプラムの海岸には、「海の寺院」があります。この寺院は、海に面した場所に建てられており、波が寄せる中で寺院が静かに佇んでいる光景は壮観です。海の寺院は、海上交易が盛んだった時代において重要な役割を果たした場所でもあり、その建築はタミル・ナードゥ地方特有の石材を巧みに使いこなしており、周囲の自然環境とも調和しています。

これらの建物や彫刻は、インド古代の宗教的な儀式や神話に対する深い敬意を反映しており、その美しさと精巧さは、当時の技術と信仰がいかに密接に結びついていたかを示しています。また、これらの遺産群は、インドの古代王朝の繁栄とその文化的影響を理解するための貴重な資料となっています。

マハーバリプラムの建築と彫刻群は、その壮大さだけでなく、インド文化の中での宗教的な意味合いが深く根付いています。今なお多くの訪問者がその地に足を運び、過去の栄光を感じることができる場所であり、世界遺産としての重要性がますます増しています。

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この記事を書いた人

世界遺産ハントの管理人。

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