Jdmacarenoq, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
| 国 | コロンビア共和国 |
|---|---|
| 登録区分 | 自然遺産 |
| 世界遺産登録年 | 2006年 |
| 登録基準 | (ⅶ)(ⅸ) |
| その他の区分 | |
| 公式テキストページ | 中巻483p |
| 英文タイトル | Malpelo Fauna and Flora Sanctuary |
※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら
マルペロ動植物保護区とは
絶滅の危機にひんする動物が生息する禁漁区
マルペロ動植物保護区(Malpelo Fauna and Flora Sanctuary)は、コロンビアの太平洋沖約506キロメートルに位置する孤立した海洋保護区であり、2006年にユネスコの世界遺産に登録されました。この遺産は、東熱帯太平洋最大の禁漁区であり、豊かな海洋生態系を維持する重要な地域として評価されています。
地理と自然環境
マルペロ動植物保護区は、約857,150ヘクタールの広大な海洋保護区を含み、マルペロ島(約350ヘクタール)を中心に構成されています。
- 海底地形の特徴
この地域は、海底山脈の頂点部分が島となっており、険しい崖や洞窟が広がる独特の地形を持っています。 - 海洋環境
8つの海流が交差する地点にあり、豊富な栄養分が供給されることで、多様な海洋生物が生息する「生物のるつぼ」となっています。
生物多様性
マルペロ動植物保護区は、世界的に重要な生物多様性のホットスポットとして知られています。
- 固有種の動植物
島には、アオツラカツオドリのコロニーが存在し、ガラパゴス・ミズナギドリなどの固有種が生息しています。 - 海洋生態系
シュモクザメ、クロトガリザメ、ジンベエザメなどの大型捕食魚が多く生息し、特に深海ザメのメガマウスが確認されることでも有名です。
文化的価値と遺産保護
マルペロ動植物保護区は、科学研究のための重要な自然実験場としても評価されており、進化や生態系の研究に貢献しています。
ユネスコの世界遺産登録後、コロンビア政府や国際機関による保護活動が進められています。特に、違法漁業の影響を抑えるための厳格な管理が行われています。
現代における意義
マルペロ動植物保護区は、海洋生態系の保護と持続可能な漁業の推進を学ぶ場として、世界的に注目されています。特に、気候変動や海洋汚染の影響を観察する重要な拠点となっています。
この遺産を訪れることで、コロンビアの自然と科学の融合を学びながら、壮大な景観と生態系の多様性を体験することができます。未来の世代へ向けて、その価値を伝え続けるべき文化遺産として、今後も保護と活用が進められていくでしょう。

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