オウロ・プレトの歴史都市

オウロ・プレトの歴史都市
ハヌマン, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons
ブラジル連邦共和国
登録区分文化遺産
世界遺産登録年1980年
登録基準(ⅰ)(ⅲ)
その他の区分
公式テキストページ中巻393p
英文タイトルHistoric Town of Ouro Preto

※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら

オウロ・プレトの歴史都市とは

ゴールドラッシュが残した黄金の装飾

オウロ・プレトの歴史都市(Historic Town of Ouro Preto)は、ブラジル南東部ミナスジェライス州に位置する植民地時代の都市であり、1980年にユネスコの世界遺産に登録されました。この町は、18世紀のゴールドラッシュの中心地として発展し、ポルトガル植民地時代の都市計画と壮麗なバロック様式の建築が今も残っています。

歴史と文化的背景

オウロ・プレトは、1698年に金鉱が発見されたことで急速に発展し、ブラジル最大の金鉱都市となりました。町の名前はポルトガル語で「黒い金」を意味し、これは金が鉄鉱石と混ざった状態で発見されたことに由来します。

18世紀にはポルトガルの支配下で経済の中心地となり、多くの教会や宮殿が建設されました。しかし、ブラジル独立運動(インコンフィデンシア・ミネイラ)の発祥地のひとつでもあり、1789年の反ポルトガル運動に関わった指導者ティラデンテスの処刑は、この町の歴史に深く刻まれています。

主要な遺跡と特徴

  • サン・フランシスコ・デ・アシス教会(Igreja de São Francisco de Assis)
    18世紀に建設されたバロック様式の教会であり、ブラジルの著名な建築家アレイジャディーニョが手がけた美しい彫刻が残る。
  • ティラデンテス広場(Praça Tiradentes)
    町の中心広場であり、ブラジル独立運動の指導者ティラデンテスを記念する像が立つ。
  • オウロ・プレト博物館(Museu da Inconfidência)
    独立運動の歴史を伝える博物館であり、町の歴史を学べる重要な施設。
  • カーロス・ゴメス宮殿(Palácio dos Governadores)
    植民地時代の行政施設であり、ポルトガルの影響を色濃く残す。
  • ミナスジェライス鉱山博物館(Museu de Mineralogia de Ouro Preto)
    地元の鉱物資源や鉱業の歴史を展示する博物館。

文化と社会構造

オウロ・プレトは、植民地時代の影響を受けながらもブラジル独自の文化が発展した都市です。特に、バロック芸術と鉱業が町の歴史に深く関わっており、ブラジル文化の象徴として評価されています。また、フェスティバル・デ・インヴェルノ(冬の文化祭)では、音楽や演劇、工芸品の展示などが行われ、町の活気に満ちています。

遺産の保存と現代の価値

ユネスコの世界遺産登録後、オウロ・プレトでは遺跡の保護活動が進められています。都市開発の影響を受けながらも、ブラジル政府や地域コミュニティが協力しながら、歴史的建築を維持する取り組みが続けられています。

オウロ・プレトの歴史都市を訪れることで、18世紀のゴールドラッシュの遺産とブラジル独立運動の歴史を学びながら、美しい街並みを楽しむことができます。この地域は、未来の世代へ向けて貴重な文化遺産として、その価値を伝え続けています。

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この記事を書いた人

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