パフォスの考古遺跡

ミハル・クライバン, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
キプロス共和国
登録区分文化遺産
世界遺産登録年1980年
登録基準(ⅲ)(ⅵ)
その他の区分
公式テキストページ下巻26p
英文タイトルPaphos

※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら

パフォスの考古遺跡とは

美と愛の女神アフロディテの故郷

パフォス(Paphos)は、キプロス島の南西部に位置する古代都市遺跡であり、1980年にユネスコの世界遺産に登録されました。この遺産は、ギリシャ神話の女神アフロディーテの誕生地とされ、古代地中海世界の宗教的・政治的中心地として栄えた歴史的な場所として評価されています。

地理と歴史的背景

パフォスは、新石器時代から人類が居住していた地域であり、紀元前12世紀にはミケーネ人によってアフロディーテ神殿が建設されました。

  • アフロディーテ信仰の中心地
    古代ギリシャ世界において、パフォスはアフロディーテ崇拝の中心地として知られ、多くの巡礼者が訪れました。
  • ローマ時代の繁栄
    紀元前2世紀からローマ帝国の支配下に入り、都市は劇場や浴場、宮殿などの壮麗な建築物で発展しました。

主要な建築物

パフォスには、古代ギリシャ・ローマ時代の建築の傑作とされる遺跡が点在しています。

  • アフロディーテ神殿
    紀元前12世紀に建設されたミケーネ様式の神殿で、女神アフロディーテを祀る重要な宗教施設でした。
  • 王家の墓
    紀元前4世紀から紀元前3世紀にかけて建設された地下墓地で、壮麗な柱廊や装飾が施されています。
  • ネア・パフォスのモザイク
    ローマ時代の邸宅跡に残るモザイク画で、ギリシャ神話の場面を描いた美しい装飾が特徴です。
  • ローマ劇場
    紀元前2世紀に建設された円形劇場で、演劇や政治集会が行われました。

文化的価値と遺産保護

パフォスは、古代ギリシャ・ローマの宗教と政治の融合を示す貴重な遺跡として、世界的に重要な文化遺産です。

ユネスコの世界遺産登録後、キプロス政府や国際機関による保護活動が進められています。特に、風化や観光の影響を抑えるための修復作業が継続的に行われています。

現代における意義

パフォスは、古代地中海世界の宗教と都市文化を学ぶ場として、世界的に注目されています。特に、神話の歴史やギリシャ・ローマ文明の発展を理解する上で重要な拠点となっています。

この遺産を訪れることで、キプロスの歴史と文化の融合を学びながら、壮大な景観と建築の美しさを体験することができます。未来の世代へ向けて、その価値を伝え続けるべき文化遺産として、今後も保護と活用が進められていくでしょう。

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この記事を書いた人

世界遺産ハントの管理人。

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