ピサのドゥオーモ広場

ピサのドゥオーモ広場
パエストゥムパエストゥム, CC BY 4.0, via Wikimedia Commons
イタリア共和国
登録区分文化遺産
世界遺産登録年1987年/2007年範囲変更
登録基準(ⅰ)(ⅱ)(ⅳ)(ⅵ)
その他の区分
公式テキストページ下巻271p
英文タイトルPiazza del Duomo, Pisa

※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら

ピサのドゥオーモ広場とは

かつての海洋王国の繁栄をしのばせる建物群が残る広場

ピサのドゥオーモ広場は、イタリア・トスカーナ州ピサに位置する歴史的な広場であり、1987年にユネスコの世界遺産に登録されました。この広場は、中世の宗教建築の傑作が集まる場所として、イタリアの芸術と建築の発展に大きな影響を与えた文化的景観として評価されています。

地理と歴史的背景

ピサのドゥオーモ広場は、広大な緑地の中に壮麗な建築群が並ぶ、世界的に有名な歴史地区です。

  • ピサの繁栄と建築の発展
    11世紀から14世紀にかけて、ピサは海洋都市として繁栄し、広場には宗教的・芸術的に重要な建造物が次々と建設されました。
  • ピサ・ロマネスク様式の確立
    広場の建築群は、ピサ独自のロマネスク様式を確立し、イタリア各地の建築に影響を与えました。
  • ガリレオ・ガリレイとの関係
    ピサ大聖堂の振り子の動きを観察したことが、ガリレオ・ガリレイの物理学研究のきっかけとなったと伝えられています。

主要な景観と特徴

ピサのドゥオーモ広場には、中世ヨーロッパの宗教的・芸術的な中心地としての歴史を伝える建造物が数多く残されています

  • ピサ大聖堂(ドゥオーモ)
    1063年に建設が始まり、白い大理石のファサードとモザイク装飾が特徴の壮麗な大聖堂です。
  • 洗礼堂(バプティステリー)
    1153年に建設が始まり、円形の構造と二重ドームを持つ、キリスト教の洗礼儀式のための建物です。
  • ピサの斜塔(カンパニーレ)
    1173年に建設が始まり、地盤沈下によって傾いたことで世界的に有名な鐘楼です。
  • カンポ・サント(墓地)
    1278年に建設が始まり、内部には「死の勝利」などの壮麗なフレスコ画が描かれています。

文化的価値と遺産保護

ピサのドゥオーモ広場は、中世ヨーロッパの宗教建築と芸術の発展を学ぶ貴重な遺産として、世界的に重要な文化遺産です。

ユネスコの世界遺産登録後、イタリア政府や国際機関による保護活動が進められています。特に、ピサの斜塔の傾きを安定させるための修復作業が行われ、広場全体の景観維持が強化されています

現代における意義

ピサのドゥオーモ広場は、宗教的・文化的な価値と歴史的な都市景観を学ぶ場として、世界的に注目されています。特に、ピサ・ロマネスク様式の建築美や科学史との関係を理解する上で重要な拠点となっています。

この遺産を訪れることで、イタリアの歴史と芸術の融合を学びながら、壮大な景観と地域の価値を体験することができます。未来の世代へ向けて、その価値を伝え続けるべき文化遺産として、今後も保護と活用が進められていくでしょう。

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この記事を書いた人

世界遺産ハントの管理人。

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