プエブラの歴史地区

プエブラの歴史地区
フランチェスコ・バンダリン, CC BY-SA 3.0 IGO, via Wikimedia Commons
メキシコ合衆国
登録区分文化遺産
世界遺産登録年1987年
登録基準(ⅱ)(ⅳ)
その他の区分
公式テキストページ中巻379p
英文タイトルHistoric Centre of Puebla

※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら

プエブラの歴史地区とは

中米を代表するバロック植民都市

プエブラ歴史地区(Historic Centre of Puebla)は、メキシコ中部のプエブラ州に位置する植民地時代の都市であり、1987年にユネスコの世界遺産に登録されました。この都市は、1531年にスペイン人によって設立され、メキシコ独自の文化とスペイン植民地時代の影響が融合した美しいバロック様式の建築タラベラ陶器の装飾で知られています。

歴史と文化的背景

プエブラは、スペイン植民地時代にメキシコシティとベラクルス港を結ぶ重要な拠点として発展しました。都市は計画的に設計され、広場や教会が街の中心に配置されました。特に、プエブラはメキシコ独立戦争フランス介入戦争の歴史とも深く結びついており、1862年のプエブラの戦いではメキシコ軍がフランス軍に勝利し、現在も祝祭日「シンコ・デ・マヨ」として記念されています。

主要な遺跡と特徴

  • プエブラ大聖堂(Catedral de Puebla)
    1575年に建設された壮麗なバロック様式の大聖堂であり、メキシコ国内でも最も美しい宗教建築のひとつとされる。
  • ロサリオ礼拝堂(Capilla del Rosario)
    17世紀に建設された豪華な礼拝堂であり、金箔をふんだんに使用した装飾が特徴。
  • タラベラ陶器の装飾(Talavera Tiles)
    スペイン由来の陶器工芸が発展し、歴史地区の建築には鮮やかなタイルが施されている。
  • プエブラ州立図書館(Biblioteca Palafoxiana)
    1646年に設立されたラテンアメリカ最古の公共図書館であり、貴重な書籍のコレクションを持つ。
  • エル・パリアン市場(El Parián Market)
    伝統的なメキシコ工芸品や陶器を販売する市場であり、プエブラの文化を体験できる。

文化と社会構造

プエブラは、スペイン植民地時代の影響を受けながらも、独自のメキシコ文化が発展した都市です。特にタラベラ陶器バロック様式の建築が街の象徴となり、伝統的な食文化も豊かです。プエブラ発祥の料理「モーレ・ポブラーノ」は、チョコレートとスパイスを使用したソースが特徴で、メキシコ料理を代表する一品です。

遺産の保存と現代の価値

ユネスコの世界遺産登録後、プエブラ歴史地区では遺跡の保護活動が進められています。都市の急速な開発が進む中で、歴史的建築の維持が重要視されており、メキシコ政府や地域コミュニティが協力しながら、保存活動を続けています。

プエブラ歴史地区を訪れることで、メキシコの植民地時代の建築美や文化の融合を直接体験し、豊かな芸術と歴史の魅力を堪能することができます。この地域は、未来の世代へ向けて貴重な文化遺産として、その価値を伝え続けています。

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この記事を書いた人

世界遺産ハントの管理人。

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