| 国 | ウルグアイ東方共和国 |
|---|---|
| 登録区分 | 文化遺産 |
| 世界遺産登録年 | 1995年 |
| 登録基準 | (ⅳ) |
| その他の区分 | |
| 公式テキストページ | 中巻394p |
| 英文タイトル | Historic Quarter of the City of Colonia del Sacramento |
※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら
コロニア・デル・サクラメントの歴史地区とは
スペインとポルトガルの争いの歴史が刻まれた港町
コロニア・デル・サクラメントの歴史地区(Historic Quarter of the City of Colonia del Sacramento)は、ウルグアイ南西部に位置する植民地時代の港町であり、1995年にユネスコの世界遺産に登録されました。この町は、ポルトガルとスペインによる支配が交互に続いた歴史を持ち、その影響を受けた独特の都市設計が特徴的です。
歴史と文化的背景
コロニア・デル・サクラメントは、1680年にポルトガル人によって設立されました。しかし、その後スペイン軍との激しい争いが続き、18世紀にはスペインの統治下に入りました。このため、町にはポルトガル様式とスペイン様式の建築が混在しており、南米では珍しい独特の景観を形成しています。
町は、ラプラタ川の重要な交易拠点として発展し、特に19世紀にはアルゼンチンとの貿易の中心地となりました。現在では、保存状態の良い歴史的建造物と石畳の街並みが観光地として人気を集めています。
主要な遺跡と特徴
- ポルトガル様式の歴史地区(Barrio Histórico)
町の中心部に位置する区域であり、白壁の家や石畳の道路が特徴的。 - コロニア灯台(Faro de Colonia)
17世紀の砦の跡地に建設された灯台であり、町の象徴的な建築物。 - サン・フランシスコ・ハビエル教会(Iglesia Matriz)
17世紀に建設されたウルグアイ最古の教会のひとつ。 - ポルトガル博物館(Museo Portugués)
町のポルトガル統治時代の歴史を学べる博物館。 - ラプラタ川の港(Puerto de Colonia)
交易の中心地として栄えた港であり、美しい夕日が楽しめるスポット。
文化と社会構造
コロニア・デル・サクラメントは、ポルトガルとスペインの影響を受けた文化が融合したユニークな都市です。特に、建築様式や都市設計にその歴史が色濃く反映されています。
また、町では伝統工芸品、郷土料理、民族音楽が楽しめ、観光客にとって魅力的な文化体験が提供されています。
遺産の保存と現代の価値
ユネスコの世界遺産登録後、コロニア・デル・サクラメントの歴史地区では遺跡の保護活動が進められています。都市開発が進む中で、歴史的建築の維持が重要視されており、ウルグアイ政府や地域コミュニティが協力しながら、保存活動を続けています。
コロニア・デル・サクラメントの歴史地区を訪れることで、南米におけるポルトガルとスペインの都市設計の融合を体験しながら、美しい景観と豊かな文化を楽しむことができます。この地域は、未来の世代へ向けて貴重な文化遺産として、その価値を伝え続けています。

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