衙門, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
| 国 | クロアチア共和国 |
|---|---|
| 登録区分 | 文化遺産 |
| 世界遺産登録年 | 1979年 |
| 登録基準 | (ⅱ)(ⅲ)(ⅳ) |
| その他の区分 | |
| 公式テキストページ | 下巻47p |
| 英文タイトル | Historical Complex of Split with the Palace of Diocletian |
※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら
スプリトのディオクレティアヌス帝の宮殿と歴史的建造物群とは
ローマ宮殿の跡に築かれた街
スプリトのディオクレティアヌス帝の宮殿と歴史的建造物群は、クロアチアのダルマチア地方に位置する歴史的遺跡であり、1979年にユネスコの世界遺産に登録されました。この遺産は、ローマ皇帝ディオクレティアヌスが築いた宮殿を中心に発展した都市であり、古代ローマから中世、ルネサンス、バロック時代までの建築様式が融合した貴重な文化遺産として評価されています。
地理と歴史的背景
スプリトは、紀元4世紀初頭にディオクレティアヌス帝が退位後の居住地として宮殿を建設したことを起源とする都市です。
- ローマ帝国時代
宮殿は約30,000平方メートルの広大な敷地に建設され、城壁に囲まれた要塞のような構造を持っていました。 - 中世の発展
ローマ帝国の衰退後、宮殿内に住民が移り住み、都市として発展しました。 - ルネサンス・バロック時代
12~15世紀にはゴシック様式やルネサンス様式の建築が加わり、都市景観が形成されました。
主要な建築物
スプリトのディオクレティアヌス帝の宮殿と歴史的建造物群には、古代ローマから中世、近世にかけての建築の傑作が点在しています。
- ディオクレティアヌス帝の宮殿
皇帝の居住地として建設された宮殿で、現在もその遺構が都市の中心に残っています。 - 聖ドムニウス大聖堂
宮殿内のディオクレティアヌス帝の霊廟を改修して建設された大聖堂で、ロマネスク様式の鐘楼が特徴です。 - ペリスティル広場
宮殿の中心部に位置する広場で、ローマ時代の列柱が残る壮麗な空間です。 - 地下宮殿
宮殿の地下部分には保存状態の良いローマ時代の構造が残り、現在は博物館として公開されています。
文化的価値と遺産保護
スプリトのディオクレティアヌス帝の宮殿と歴史的建造物群は、古代ローマの都市文化とその後の歴史的変遷を示す貴重な遺産として、世界的に重要な文化遺産です。
ユネスコの世界遺産登録後、クロアチア政府や国際機関による保護活動が進められています。特に、風化や観光の影響を抑えるための修復作業が継続的に行われています。
現代における意義
スプリトのディオクレティアヌス帝の宮殿と歴史的建造物群は、古代ローマの都市文化と建築技術を学ぶ場として、世界的に注目されています。特に、ローマ帝国の都市計画やその後の歴史的変遷を理解する上で重要な拠点となっています。
この遺産を訪れることで、クロアチアの歴史と文化の融合を学びながら、壮大な景観と建築の美しさを体験することができます。未来の世代へ向けて、その価値を伝え続けるべき文化遺産として、今後も保護と活用が進められていくでしょう。

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