シラクサとパンタリカの岩壁墓地遺跡

シラクサとパンタリカの岩壁墓地遺跡
コーダス2, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
イタリア共和国
登録区分文化遺産
世界遺産登録年2005年
登録基準(ⅱ)(ⅲ)(ⅳ)(ⅵ)
その他の区分
公式テキストページ下巻103p
英文タイトルSyracuse and the Rocky Necropolis of Pantalica

※テキストは世界遺産1500(2024年発行の最新版)になります。参照はこちら

シラクサとパンタリカの岩壁墓地遺跡とは

地中海に浮かぶ植民都市と5,000 もの墓

シラクサとパンタリカの岩窟墓地は、イタリア・シチリア島に位置する歴史的遺産であり、2005年にユネスコの世界遺産に登録されました。この遺産は、古代地中海世界の文化交流を象徴するシラクサの都市遺跡と、先史時代からの埋葬習慣を示すパンタリカの岩窟墓地の二つの要素から構成されています。

地理と歴史的背景

シラクサとパンタリカの岩窟墓地は、シチリア島南東部に広がる地域に位置し、古代ギリシャ、ローマ、ビザンティン時代の遺構が残る重要な文化的景観です。

  • パンタリカの岩窟墓地
    パンタリカには、紀元前13世紀から紀元前7世紀にかけて使用された約5000基の墓が岩壁に刻まれています。これらの墓は、シチリア島の先史時代の埋葬習慣を示す貴重な遺構であり、ビザンティン時代の建築遺跡も残されています。
  • シラクサの古代都市
    シラクサは、紀元前8世紀にコリントスからのギリシャ人によって建設され、地中海世界の重要な都市として発展しました。キケロは「最も偉大で美しいギリシャ都市」と評し、アテナ神殿(後に大聖堂へ改築)、ギリシャ劇場、ローマ円形劇場、要塞などの遺構が現存しています。

主要な遺跡と特徴

シラクサとパンタリカの岩窟墓地には、異なる時代の文化が融合した歴史的建造物が多数存在します

  • アナクトロン(王宮跡)
    パンタリカの岩窟墓地には、ビザンティン時代の王宮跡が残されており、当時の建築技術を示しています。
  • アテナ神殿(シラクサ)
    紀元前5世紀に建設された神殿で、後にキリスト教の大聖堂へ改築されました。
  • ギリシャ劇場(シラクサ)
    紀元前5世紀に建設された劇場で、現在も公演が行われる歴史的な文化施設です。

文化的価値と遺産保護

シラクサとパンタリカの岩窟墓地は、地中海世界の文化交流と都市発展を学ぶ貴重な遺産として、世界的に重要な文化遺産です。

ユネスコの世界遺産登録後、イタリア政府や国際機関による保護活動が進められています。特に、考古遺跡の修復や環境保護が強化され、歴史的価値を維持するための取り組みが行われています。

現代における意義

シラクサとパンタリカの岩窟墓地は、古代地中海世界の文化交流と都市発展を学ぶ場として、世界的に注目されています。特に、ギリシャ文明とローマ文明の影響を理解する上で重要な拠点となっています。

この遺産を訪れることで、シチリア島の歴史と文化の融合を学びながら、壮大な景観と考古学的価値を体験することができます。未来の世代へ向けて、その価値を伝え続けるべき文化遺産として、今後も保護と活用が進められていくでしょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

世界遺産ハントの管理人。

コメント

コメントする

目次